(旧暦 皐月五日、端午)

 ヘソ曲がりゆえ、いろいろ言いたいこともありますが。

 ともあれ、日本人が優勝できるほどに、U.S.A. も有色人種に寛大になったということでしょう。以前なら、露骨な妨害してでも、あるいは無理難題なクレーム入れてでも、黄色い猿に一等賞は与えなかったと思う。何せ、アメリカ人が「世界で絶対唯一無二」と信じているインディ500 ですからね。
 ああ、アメリカ人の大半は内向きですよ。海外に興味なんてカケラもありません。アメリカ人にとり、スポーツはNFL、MLB、NBA、NHLの四つしか存在しません。モーター・スポーツは、インディ500 を知らないアメリカ人は偽物ですが、反面、ル・マンもパリ・ダカもWRCも下手するとF1すら知らないのがデフォです。アメリカ人にとってのモーター・スポーツはインディと、頭のいかれたドラッグ・レースがすべてです。
 なので、インディの砦は、なりふりかまわず死守してくると思ってました。トランプ支配下の今だと特に、ね。
 それが意外なことに結果を受け入れ、しかも結果を批判する記事と記者を否定するほどの自浄力。

 とは言え、来年は絶対に外国人に渡さないと気負ってくるでしょうね。
 正々堂々なら文句ないですよ。