(旧暦 皐月三日)

 モノポリーの卑怯で一方的な制裁試合を見かねた新日勢が、わだかまりを捨ててタイガー救援に回る。
 王道の予定調和を経て、タイガーは元の鞘。
 ま、そろそろピンでの活動には限界ありましたし、ナオトも憑きものが落ちたようにスッキリした顔してますから、潮時ですね。

 前に登場した踵落としのキングタイガーは総格の人だったので、雇われレスラーだと思ってますが。
 予告を観ると、ビッグタイガーブラックタイガーが登場するようで。こいつらも雇われなのかな?
 とりま、これで虎の穴のタイガーが、すべて出てくることになりますね。

 ちなみに過去の虎の穴では。
 ビッグはパワー、ブラックはスピード、キングはその二つに反則を加えた完成形という属性でした。
 で、タイガー・ザ・グレートも同様に力と技と反則の三つすべてを併せ持つ完璧レスラーということで(グレートの仮の姿と名であった「ミラクル3」の意味が、これ)。

 変わって現在の虎の穴では。
 ザ・サードは当然のこと初代グレート同様の完成形。
 なので、これと被らないようにキングを総格出身に変更したと思ってたのですよね。
 なのに、ビッグとブラックも出てくるとは……なら三人セットで出せよ。観ててバランスが悪いじゃんかよ。

 ふくわらさんがミラクル3ことコーチの敗北を見てつぶやいた「これで奴も虎の処刑か」には、どういう意味が含まれているのか。
 少なくとも同情する感じではなかったですね。まあ、レスラーたちの処刑がコーチの仕事でしたから、因果応報といったあたりと考えてるのかもね。

 しかし、タイガーが新日に戻ったことで、絶賛・愛のリハビリ中なタクマの役割が判らなくなったな。
 まさか、ダークがすんなりモノポリー側に付くとは思えんのだが……?
(最近感じてるのがね。OPの最後で、虎の穴の魔神像を背景に二人のタイガーが蹴り合った絵で止まるでしょ? あれが実は蹴り合いではなく、二人がかりで魔神像を蹴っている、つまりライダーならぬ“ダブルタイガーキック”の構図に見えてきてるんですよ)





 難攻不落のラスボス攻略案を捻り出して、研修医と前社長がゲーマーとして意気投合♪
 まあ、予想どおりの天才外科医の裏切りで、あっさり失敗しましたが……あれは恋人を始めとする人々を甦らせるための苦渋の選択なのか、あるいは「敵を欺くにはまず味方から」の手法なのか。

 現社長(初代社長)の口調が、ますます『ドライブ』の蛮野に似てきていることと言い。
『ドライブ』と言えば、剛がまさに、↑の手法で一時期、ロイミュード側に付いていたことと言い。
 被るんだよなぁ、展開に抱く印象が。脚本家は別ですが、Pが同じか。
 どうせ対象はガキだし間に一年挟んでるからと、安易な道を進んでいなければいいのですが。
 毎年毎年やってるから大変だとは思いますけどね。でも、それが手抜き上等の理由にはならない。
 いやまあ、王道と言えば王道には違いないんですけど。