アルトのターボRSとワークス。
あえて比較するなら、どちらが成功して、どちらが失敗したか(いや、ぶっちゃけ、両方とも失敗作だと思ってるけどなー)。
個人的にはワークスの完敗だと思います。
あくまでも妖之佑の個人的な印象ですよ。
何よりも、ターボRSを出しといて、すぐにワークスを出したこと。これ自体が失策ですよね。
要するに、ターボRSにMT車も用意しておけば、それですべて丸く収まったというだけの話なんですよ。なのに、2ペダルしかなかった。これが需要からの不評買いまくりで、早急なMTの追加が求められた。それで、けっきょくはワークスを出すことに。
スズキは何を考えていたんだか。
で、RSとワークス。何が違うかと言うと。
MT車の設定、レカロ・シート、カヤバのダンパーあたりがワークスの持つアドバンテージかな。エンジンは同じですし、出力も同じ。他はストライプやカラーリングの違いくらい。
これでワークスが、およそ 20万円高い。「レカロだけで元は取れる」という声もありますが、どうなんですかね。名前だけのレカロってことは、ないですかね? 徹底的にこだわる人なら、むしろ標準のレカロもカヤバも邪魔なんじゃないかな。
ワークスにも2ペダル車がありますが、はっきり言ってMTにしないのならRSで充分だと思います。
つまりは、2ペダルならRS、MTならワークス、という選択肢しかない。なら、RSにMT車を追加すればよかっただけのこと。
20万円高いワークスの存在価値って、あんまり感じないんですよね。申し訳ないけど。
「ワークス」と名付けるなら、2ドアのボディにしてほしかったですね。サイズに余裕のある普通車と違って、4ドアの軽でスポーツ走行ってのは頓珍漢な印象です。
それと顔。現行アルトはデフォで「喧嘩上等」な顔つきしてますからね。RSでもワークスでも、その印象は変わらない。ここを変えてほしかった。
ワークスに手を出すなら、もう少し頑張ってコペンか S660 にしたほうが面白いんじゃないかな。
でないならRSでいいよ。
やっぱり、スズキはカプチを復活させるべきだと思う。