(旧暦 弥生廿七日)

 作画、荒れてたなぁ。品質管理は、ちゃんとやってくださいよ。
 三人目、ミラクル3の顎髭、見覚えがあると思ったら……ケイジ、おまえか。そう言や、ふくわらさん、モノポリーでの解説を終えて「この後、新日に出る」とか。このことかよ! こりゃ、きっとサード経由の手回しだな。足抜けを不問に付す代わりに手伝え、ってあたりか。
 さて、今回のキングタイガーはマーシャル・アーツ出身で総合格闘の人でしたとさ。マスクやコスチュームのデザインは昔のキングタイガーを継承してるのに、総格とは思いきった設定で来ましたな。確かに、旧作でのキングタイガーは「力、技、反則の三つを兼ね備えた最強レスラー」という設定が虎の穴のボスだったタイガー・ザ・グレートと被るので、今回のあれは無難な逃げかたではある。「キング」の名に相応しいかどうかは、さておき。ね。
 そのキングタイガー、きつい攻撃してくれたものの最後までルールに則ったフェアな闘いをしましたし。虎の穴はともかく、モノポリーって実は企業としては健全で優秀なのでは? ミスXも、ツンデレ系な優しさに満ち溢れてますし(笑)。
 前回予告の段階では、てっきりブラックタイガービッグタイガーも出てくると思ってましたが、キングがスピードを見せつけたとなると、少なくともブラックの出番はないですし。何より、次回からはミラクルズと新日の全面抗争なので、もはやモノポリー側の虎は不要でしょう。
 ついでの余談。旧作(アニメ)にもミラクル3とは別の「ミラクルズ」なるレスラー・チームがありました。二人構成でしたけどね。
 で、そのミラクルズへの、まさかのタイガー参加。餌はサードとの対戦カード。「タイガーが裏切った」となってますが、プロレスの抗争で陣営のメンバーが入れ替わるとか、突然のヒール・ターンとかは普通のことですし、お客をヒートアップさせる手段としても常套。これでガチの裏切り者扱いは気の毒でしょ。モノポリーは興行の巧みな優良企業ですから♪ それと、タイガーには何か考えがあるはず。なにせ、ついさっき、ルリコさんとの会話で、自分がプロレスラーを目指した本来の動機・目的を思い出したわけですし。単にモノポリーの言いなりであるはずがない。これで何も考えてないなら、ナオトは入院中のタクマが言うとおり、ただのバカです。
 仮にタイガーが無策だとしても。ミラクル2ことケビンは、タイガーの加入をどう感じてるんだろうね。なにせ「タイガー憎し」な怨嗟持ちだからサー。となると、ケビンが原因でのミラクルズ内部崩壊の可能性もあるわけですよ。新日、勝ち目はあるぞ。て言うか、ミラクルズがヒールに徹してくれる限りは、むしろ新日の興行にとって美味しいんだが? そう考えると、モノポリーの目的が少し見えないな。
 それはともかく。春菜は契約書の読みかたを、ふくわらさんに教わるといいと思う。かなりマジで思う。





 ポッピーが正気に戻り仲間に戻ったと思ったら。
 今度はエムがかよ。
 にしても、エム自身が本人とコピーの融合体らしいと思ってたら、パラドもエム絡みの存在?
 ああ、ややこしい。