(旧暦 如月廿七日)

 ホンダが、この夏にモンキーの生産を終えるそうな。排ガス規制によって、50cc を作り続けること自体が無理という判断だとか。
 昨日は、ホンダと日本郵便とで、配達用のカブを電動化することを検討しているとの報道が。

 こう見てみますと。
 125cc までの原付二種を普免で乗れるようにしろ、という二輪業界の要望と関連付いている気がしてなりません。
 つまり、企業努力で 50cc を排ガス規制に対応させるよりも、50cc そのものを廃止して代わりに 125cc を今の原付の立ち位置にしたらええやん。という、安易な道を楽して進みたい本音(?)の顕れね。
 もしそうだとしたら、少なくとも技術屋の考えることじゃないよな。

 その昔、マスキー法に対して CVCC を開発した頃のホンダの心意気なら。
 あるいは、F1で(あからさまなホンダ潰しの)ターボ禁止をされてもなお、NAエンジンで闘い続けたホンダの心意気なら。
 原付エンジンでも排ガス規制をクリアすると思うんですけどね。

 今のホンダじゃ技術的にも精神的にも、困難に立ち向かうことそのものが不可能ですか。立ち向かうより敗走を選びますか。
 悲しいですね。



 とは言え。
 電動モンキーというのは想像しにくいけど。
 出てみれば「アリ」なバイクになるかもしれないし。
 いっそ、ゴリラともども電動を考えてみても、いいんじゃない? ゴリラのシルエットなら、タンク部分を収納スペースにできそうだし♪

 まーオイラ個人は内燃機関でないと嫌ですけどねーバイクも車も。