針供養 (旧暦 睦月十二日、鍬始め)

 これは酷い!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170208-35096264-cnn-int

「老舗」の「高級」というところが酷すぎる。信頼が二重に裏切られたわけだから。
 飼い主さんの気持ちを思うと、やりきれません。

 フードに限らず、動物のあれこれに関しては、日本は後進国あるいは無法地帯。
 犬猫をペットとした文化を長く持つ欧米に、どうしたって軍配が挙がる。ウチでもワン子の食事には、いわゆる「プレミアム・フード」を与えてます。北米の品と、日本製では珍しく無添加な品とのローテーションですけどね。
 そんな北米でも、こんなことが起こる。

 今回のメーカーは、ウチが使っている所とは違うので、とりあえず、ひと安心ではありますが。だからと言って、使っているフードで起こらないとは限らない。
 て言うか、過去にも北米のメーカー・グループが大規模なリコール騒動を起こしたことがありましたし……。
 それと、欧米ブランドの高級品でも中韓産があったりするので要注意。

 ただまあ、プレミアムだの無添加だの言ったって、けっきょくはメーカーの言葉を信じるしかないのが、もどかしいですけどね。
 だからって、一般ユーザーが分析設備を用意するわけにもいきませんし、いちいち分析のプロに依頼するのも現実的ではない。ダウジングで判れば便利なんだけどな(笑)。
 時間と手間の都合さえつくなら、お手製の食事を与えるのがベターだとは思うんですよ。ええ。

 件のメーカーは、ユーザーの声にちゃんと応えて、調査と結果公表、リコールをしたのだから、その姿勢は評価できます。ペット業界無法地帯の日本とではダンチです。
 やはり日本と欧米ではペット文化の懐が違いますね。

 にしても、今回の件。
 事故なのか事件なのか、徹底解明してもらいたいですね。
 決して対岸の火事ではないですよ。



 話ついでに書いておきます。
 ペット・フードを「調査」だの「研究」だの「評価」だのという専門っぽいサイト、ブログが巷に、わんさかありますが。
 その中の何割かは、ある特定のフードを売り込む(販売関係者が第三者を装っているか、個人がアフィリエイトで稼いでるか)ために他の品々をこきおろす目的で運営されています。何軒か廻れば、すぐに判ります。そいつらは判で押したように同じフードを大絶賛してますから。
 当然、そんなサイトやブログの記事は何の参考にもなりません。要は宣伝にすぎないのです。
 フード選びの際は、どうぞお気をつけくださいませ。