(旧暦 霜月廿二日)

 第四期『肆』にて、アニメ版としては結末を迎えたと思ってたんですけどね。
 あの最終話で、夏目は自身の過去に向き合ったうえで区切りをつけ、ちゃんと“今”を見つめるようになったのですから。その意味で、それ以降を描く必要はなくなった。
 アニメ版としては完結させたつもりのはずです。その証拠に、2012年の四期までは毎年の放送だったのが、そこでパタッと止まった。
 ですから、『伍』をやるとは完全な想定外でした。

 いやまあ原作は絶賛連載中なのですから、続編アニメが制作されても別に文句を言うつもりはありませんがね。
 面白いし。

 それにしても、四年もブランクがあるのに安定しているのは、さすがです。スタッフが作品をよく判っているからでしょうね。
 安定していて終始、優しい空気が漂っているのは、いいものです。まあ、的場が絡むと途端に焦臭くなって、こっちまで人間不信になっちまうのが玉に瑕ですが。

 名取さんや藤原夫妻の過去が描かれたのも興味深かったですね。
 藤原家は、このままずっと「さん」付け「くん」付けで呼び合うんでしょうね。そもそも、あそこは夫妻が互いに「さん」呼びしてたし(笑)。

 三篠が出てこないのが個人的には不満です。あいつ、好きなキャラなんですよね。五期も残りわずか、出てきてくれるかな?
 七辻屋と三ツ森ストアは行ってみたいものです。饅頭とパクリンチョコが気になって気になって。

 あーゆー、あやかしが暮らすほどに自然豊かな田舎に住みたいものです。
 ネオ・ヴェネツィアと同着一位の移住先候補ですね(笑)。