何とも今の世らしいと申しますか……。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1022568.html
妖之佑は神社にお参りすると、たいていは奉納された絵馬を拝見します。一つひとつに夢と希望があって、読むだけで、ほっこりできるのですよ。見ず知らずの人々ですが、エールを贈りたくなりますし。
ただ、最近はスマホで気軽に写真を撮るようになってしまい、しかもそれを無神経に Web に晒してしまうバカどもが後を絶たない。目隠しシールが必要なのも理解できます。
が。
根本的にまちがってる!
そもそも絵馬に住所氏名年齢家族構成勤め先なんて書かなくていいのです!
ちょいと Web をふらふらして確認してみて驚きました。
もっともらしく絵馬の書きかたを解説したサイトの多くが住所氏名をきちんと書くように主張しています。さらに、願い事の文面まで詳細にご指導。
いやー、腹筋痛いわー。
勘違いも甚だしい。あれじゃまるで懸賞応募のハガキの書きかた教室ですよ。(藁々々々
例えばね。
「健康な子供が産まれますように 女 未年」
だけで良いのですよ。
神様はすべてお見通しなので、実名や住所など不要。例えば病気回復のお願いでも病名などなどの詳細までは不要。願望や決意表明、あるいはお礼の言葉を気持ちを込めて書きさえすれば全然OK♪
どうしても書きたいなら、年齢と下の名前だけでいいですよ。名字なんて、しょせん本人でなく家の名前ですからね。
佛様に祈願する護摩木だって、無病息災などの短い言葉しかありません。そこに名前を添えるだけで、ちゃんと佛様に通じます。
ただし、こちらはお寺さんによって違いがあるはずですから、その場で確認したほうがいいかもですね。
まあ個人的意見では、住所氏名年齢まで詳細に書かせるお寺さんは信用できませんけどね。そこまで護摩木に書くと読み辛くなって、護摩焚きの際に、坊さんがちゃんと読み上げてくれてるかどうか怪しいものです(苦笑)。
要するに。
おまえらっ!
神佛の実力ナメてんじゃねーっっ!!
ってコトですよ♪
ですから、必要最低限の記入だけですませましょ。それなら安心安全。シール無用の手間要らず。
その分、時間や集中力を、気持ちを込めて丁寧に書くほうに費やしましょう。
そもそも、昔の絵馬の書きかた自体、プライバシー保護の概念をちゃんと含んでいたんですよね。
教会だって、懺悔室はプライバシー保護が目的ですし。
吊す絵馬に、こまごまと書く今のやりかたが、おかしいんですよ。そこに気づこうよ。
いじょ。
つかさ。
神社の絵馬がシールだらけだと情緒も何も、なくね?
あまりにも景色が冷たくね?