(旧暦 葉月廿八日)

 秋の中古カメラ市。
 お金のない私には、年々、買える物が減ってきます。(;^_^A

 今回の特徴として気になったのは。
 各店で申し合わせたかのように、初期の EOS が見切り価格で出ていたことです。初代 EOS 1 が、こんな値段っ!? ってくらいに。
 けっこうな数の初期 EOS が売られてましたね。
 以前、中古カメラ店の人と話したとき「ニコンのシャッターは強い。対してキヤノンはダメ。すぐに劣化する」ということを聞きました。その人の主観とは思いますが、それでも店にキヤノンも置いていての発言でしたからね。
 あるいは、初期 EOS は、そろそろ、その限界に来ているのかもしれませんね。だから値下げしてでも売りさばこうと。

 中でも EOS RT があったのには触手……もといっ、食指が動きかけましたよ。辛うじて思い留まりましたけどね。
 いや、だってね。↑の理由がありますから。RT って言ったら EOS でも 600 シリーズに入りますからね。古いなんてもんじゃない。最初期ですよ。
 そもそも、EOSレンズなんて一本も持ってないのにボディだけ買ってどうしますか?(苦笑)

 なんで RT が欲しいかと言いますと。
 このカメラは、ミラー・ボックスにペリクル・ミラーというハーフミラーを固定しているのですよ。つまり、ミラーの動作機構を持たない分、メカ的に強く、レリーズ・ショックもシャッター・ラグも発生しにくい。それと、撮影の瞬間にファインダーの画像が真っ黒にならないという大きなメリットもあります。
 キヤノンで、RT 以外にこの機構を持っているのは、ペリックスと EOS 1RS の二つだけだと思います(まちがってたらスマヌ)。
 だから欲しかった。
 でも我慢したよ。誰か誉めて。



※ 調べましたところ、キヤノン F-1 に受注生産の形でペリクル・ミラー搭載機があったそうです。