日テレの『24時間テレビ』みたいな押し付けがましく、ざーとらしいものを「感動ポルノ」と言うのだそうですね。何でも、NHKが噛みついたとか。
それは判るのです。
が。
何やら、「パラリンピックも 24時間テレビと同じ感動ポルノだ」という声が聞こえてきて、びっくりしました。
どうして、そういうふうに捉えるかな。全然、違うだろ。
とは思ったものの。
前々から疑問に感じていたのは、オリンピックとパラリンピックが別の大会として扱われていることなんですよね。だから期間が別になってて、当然、開会式・閉会式も別。
手探りで始まった、そして社会が差別意識を露骨に表に出していた昭和の頃ならともかく。今やパラリンピックのレベルはメチャクチャ高く、選手の皆さんはまさにトップ・アスリート。
なので、そろそろパラリンピックではなく、オリンピックのカテゴリとして扱うべき頃合いじゃないかと思うのです。
ほら、オリンピックを始めとした公式競技では、同じ種目でも男女で分けたり体重で分けたりするじゃないですか。それと同様のクラス分けという考えかたでいったらいいと思うのです。内容としては、パラリンピックにあるクラス分けをそのまま使えばいいでしょう。
二つの大会を続けて実施するより一つにまとめたほうが、運営面でも効率がいいんじゃないですかね?
そろそろ偉い人たちは、きちんと考えるべき時期だと思うのです。