(旧暦 如月十九日)

 できればゾルザルには、もっぺんクリボーフルボッコ洗礼を受けてもらいたかった。
 皇女殿下と(ついでの)陛下の救出が順調すぎる印象は否めないものの、伊丹はゾルザル軍の戦力を熟知、一方のゾルザルはいまだ自衛隊の実力を過小評価したまま。これでは勝負にならないし、伊丹の作戦がスムースに進むのも道理というもの。城門でトラップ仕掛けて支援してくれた特殊部隊もいたし♪
 て言うか、炎龍を倒した伊丹御一行様相手にオーガ一体で足りると思ってるあたり、いくら何でもゾルザルって知恵なさすぎる(て言うか伊丹側に死神様がおられる時点で白兵戦での勝負って見えてね?)。英才教育とか、してなかったんかねえ……。これは親である陛下の失敗だな。
 ひとまず帝国は平和に戻り、どーゆーわけか自衛隊員たちが次々とリア充に……(ばくはつしろー!)。
 コミケ会場で伊丹を連行(笑)した警官が第一期第一話の警官だったり、EDに一期のOPを持ってきたりと。これは締めくくりの色が、かなり濃い。残念ながら三期はないものと解釈いたしました。
 逆賊ゾルザル勢は放置のままかよ。





 終わってみれば、ダ・ヴィンチは不要なキャラだったんじゃないかな。ラスボスなのに体調不良でリタイアって、脆すぎる。
 要するに、今期のスタッフは、レベッカをヒロインにした『カリ城』をやりたかったのでしょう。そして、その意図は、ルパンがレベッカの心を盗むことで達成された。あちこちに露骨なパーツを配してましたし(最終話のあそこなど、モロにカリオストロ城の時計塔だよ)。
 別に悪くはないんですが、どことなく腑に落ちない、と言うか微妙に好きになれない。ルパンがMI6に一度は完敗したというのも納得できない点です(つーか、これが一番気に喰わない!)。
 これらは、伊太利亜向けを主眼にという制作姿勢のせいなのでしょうか。
 次があるなら、日本向けの色でやっていただきたいと思います。





「To be continued」で終わる最終回なんてあるかボケー!!!!
 思ってたとおり二期あるやん。
 いろいろあったけど、テンポの良い最終回だったと思います。爺さんも、ちゃんと報酬支払ってくれたし(シートベルトは大切です!)。
 ガリガリは、まあお気の毒でした。ウザいアインともども、犠牲者ではあるんだよなぁ(二人そろって脳味噌だけになって二期に登場とか、ないよね?)
 鉄華団MSみんな生存なら、前回のあんな血まみれ演出はしなくてもよかったんじゃないかと、そこだけは疑問です。
 ギャラルホルン一党独裁が崩壊して各勢力それぞれで軍備増強。つまり乱世になる。これまで以上に派手なドンパチが頻発する世の中に。まあ「ガンダム」向けの世界になるわけですな。
 三日月の右目と右手が効かなくなったのは、二期の伏線になりそうな。