(旧暦 如月十八日)

 テクニクス、やってくれやがる。

http://jp.technics.com/products/1200gae/

 今朝の朝刊の見開き広告を見たかたもおられるでしょう。
 外見的には SL-1200MK2 から最終量産型 MK6 まで統一され続けたデザインと、まったくと言っていいほど変わっていません。
 にもかかわらず、この GAE は定価33万円!
 いくら限定生産品とは言え、思いきった価格設定しましたね。
 デザインだけでなく、おそらくは性能的にも MK2 から際立った変更点はないと思われます。なにせ、それが MK2 以降の SL-1200 の伝統でしたから。で、MK2 が定価7.5万円。妖之佑の所有する MK3 も実売で5〜6万円ほど、MK6 がいくらだったかは記憶にありませんが、それでも 10万円を越えることはなかったと思います。
 ブランクがあるにしても、33万円は大胆な。

 こんなことするよりも、月々の数が少なくてもいいので、とにかく生産し続ける姿勢をお願いしたいんですよ、テクニクスには。
 つまり、限定でない量産品としての SL-1200 の新作を、多くの人々は待っているはずなんですよ。

 限定品はね。
 SL-1100 か SP-10 のデザインとナンバリングでやったほうが、よかったんじゃないかな。
 SL-1200 は、『こち亀』同様の「偉大なるマンネリ」のナンバーなのですよ。