もじら

 泉州もじら 44.0 と、その Firefox 向け言語パックがリリースされています。

http://www.mtsuite.com/

 泉州もじらの作者さんがおっしゃっています。Firefox 44.0 も、かなり無駄が多いそうですね。
 それで内部処理が回りくどくなって、動作が重たいのかな? サイトの構成によっては、あっさり音を上げますからね。

 そもそも今の Firefox は多機能すぎます。前身である Phoenix が基本機能だけのシンプルなブラウザとしてスタートした(サイズを減らすためにと、たいして大きくもない MNGデコーダすら 0.7 で削除したほどに姿勢が徹底してた)ことに反して、FirebirdFirefox と、どんどん肥大してきていますからね。
 デフォルト機能を最低限にしておき、欲しい機能はユーザーそれぞれが選択して個々に入れる。つまりアドオン(拡張)のシステムがあるのも、シンプル軽量の実現が目的だから、のはずです。

 余談ですが。
 車の売りかたに、こういう思想が欲しいと常々思うのですよ。
 一般に、エンジンやブレーキのグレードが上がると自動的に内装・外装も抱き合わせで豪華になっていく。この商法が好きになれません。エンジンだけ高性能とか、安全性能のみ最上級にとか、内装のみ豪華とかって仕様があってもいいじゃありませんか。
 今じゃ考えられませんが、箱スカとケンメリの GT-R にはラジオもヒーターもデフォでは付いてなかったんですぜ。初代のセリカも「フルチョイスシステム」というフル・オプションの販売方法をとってました(最上級 1600GT のみ固定仕様だった)。
 閑話休題

 以前は軽快さが売りのブラウザだった Firefox ですが、今は下手すると I.E. にすら負けるんじゃね?
 もう一方の軽快なタブブラウザとして主張していた Opera も、エンジン替わって使い辛くなった印象ですし。

 Firefox がガチで軽かったのは 3.6.* までですね。
 さすがにそれは無理でも、せめて、31.* くらいの重たさ(まちがっても「軽さ」とは言えん)に戻してほしいです。

 いちおう、SeaMonkey がそこそこの軽さを維持している感覚ですが。
 何せ、最近の SeaMonkey は、マイナー・アップデートをしてくれませんから、セキュリティ面を考えると常用するに不安が拭えませんです。

 ホント、まともに使えるブラウザがなくなりました。