Mozilla

 このところ更新ペースが緩やか、というかノロマになった SeaMonkey ですが(マイナー・アップデートが、ほぼ皆無ですからねぇ……)。
 ようやく 2.39 が正式リリースされました。

 配布されている zipファイルを見て、びっくりしましたよ。44MB ですと! 随分とデカくなったものです。
 2.38 で 43MB 、2.29 で 38MB 、2.25 が 31MB 、2.23 で 30MB 、2.21 が 29MB 、2.20 で 27MB でしたから着実に肥大化傾向にあります(Mozilla Suite 時代は最終版 1.8b1 でも 11MB だった)。
 と同時に、同じエンジンを使う Firefox については確実に動作が重たくもなってきています(怒)。SeaMonkey に、そこまで重さを感じないのは不思議と言えば不思議なのですが、それでも判る人が調べれば、きっと重たくなっていることでしょう。
 動作のことはともかく、配布サイズをどうにかしてほしいですね。インストーラー版は zip版より 10MB も小さいのです。これは聞くところによると圧縮に 7z を使っているからだとか。ならインストーラーなし版も 7z を置いてほしいものです。7-zip しかなかった昔ならともかく、最近は複数の解凍ソフトが対応しているんじゃないですかね?
 いや、7z が難しいなら cab でも rar でもいいんですが。とにかく zip は今となっては大きすぎますよ。まあ、圧縮率だけで言うなら、たぶん最強は DGCA なんですけどね。

 もう一つの問題は。
 いつもいつもノートン先生SeaMonkey を目の敵にすること(涙)。
 要するに、SeaMonkey が他のブラウザに比べてマイナーなせいで、ノートン先生が信用してくれないのですよ。更新して起動すると必ず「疑わしいから遮断を推奨する」と言ってきます。zip もスキャンしたし、展開後のフォルダ全部もスキャンしたのに、それでもこの仕打ちですよ。orz
 とは言え、これでもまだマシなんですよ。前の先生だと exe ファイルの起動と同時に問答無用で隔離してくれやがります。ええ、最初、戸惑いましたとも。SeaMonkey 本体ばかりかプロファイルまで消えてしまいましたからね。メイン・ブラウザのプロファイルが消えたら、それこそ復旧まで大がかりになります(て言うか作り直しだろ)。あのときは、ノートン先生の解雇まで考えましたとも。
 この仕様に困っているのはマイナー・ソフトのユーザーさんだけでなく、プログラムの開発者さんたちもらしいのですよ。なにせ無名な品すべて杓子定規に危険扱いするから、新規に作ったもの、作りかけのもの、すべてクロにされてしまうワケ。要するに「先生使えねー」状態。
SONAR」機能を切ってしまえば、いちおう問題は解消します。が、それやると先生のウイルス対策能力も確実に落ちます。
ノートン SONAR 開発者泣かせ」で、ぐぐってみてください。まー出るわ出るわ(爆)。
 何とかならんものでしょうか、先生。