橘家圓蔵さん

 と言うよりも、月の家圓鏡さんとお呼びしたほうが、特に落語に興味がなくとも記憶にあるかたが多いのではないでしょうか。TVへの露出に限っては「月の家圓鏡」時代のほうが多かったはずです。
 噺家さんとしては個性の強すぎる傾向があったとは思いますが、もっと広義に芸人・コメディアンとして捉えるなら一流のコメディアンでいらっしゃった。
『鰻の幇間』を演じられたとき、その主人公である太鼓持ち・一八のヨイショっぷりが圓蔵さんご自身のキャラと被ってて本当に面白かったです。

 合掌。