(旧暦 長月四日)

 ものづくり日本は、どこに行った!?

 東洋ゴムの免震偽装でも、そう思いました。
(あの報道以降、トーヨータイヤは愛車の“タイヤコーカン”候補から外れましたよ、もちろん)

 そしてまた。
 今度は、横浜のマンションが傾いているという信じられないニュース。
 いや、ここ日本ですよ? どこぞの大陸の共産国家じゃないんですよ?
 関わっているのが三井不動産三井住友建設旭化成建材日立ハイテクって、有名すぎる一流処が揃ってるじゃありませんか。これほどのネーム・バリューですから、住人のかたがたは疑問など一切抱かずに購入なさったことでしょうね。
 でも、見事に裏切られた。お気の毒という言葉は、かえって気を悪くするでしょうから申しません。何せ大きすぎる買い物ですからねぇ……。

 大企業にまっとうな責任感やプロ意識がないのなら、私たちはいったい誰を信用すればいいのか、あるいは何を根拠に判断すればいいのか。
 昭和から平成、20世紀から21世紀と移り変わるなかで、日本の大企業がどんどん劣化しているように感じていましたが、まさかここまでとは。日本人の一人として情けなくなります。

 言ってしまうと。
 これだけの大事をやらかした関係企業のトップ陣は、ガチの切腹くらいすべきだと思いますよ。謝罪とか辞任とかですむ問題じゃない。



 家ってのは将来的に自分の“基地”となる大きな財産ですからね。
 その重要すぎるモノを買うのに、新築ですら業者が信用できないとなると。
 もう、家に資産価値を求めず借家住まいにしたほうが、何かあったときの生活基盤の切り替えが楽でいいのかもしれませんねぇ。そこまで日本企業が信用できないとは思いたくないのですが……でも現実は、ひどいものですから。むぅ。
 あるいは程度の良い中古物件を見つけるほうが幸せになれるのかもですね。そのためには自身の目を鍛えないといけませんが。ああ、もちろんのこと、大手であっても不動産屋の弁など信用してはいけませんよ(藁)。自分の目で確かめないと、ね。