(旧暦 葉月五日)

 マキマキさま・0号。

 マキマキ♪

 1号2号のバラック建てに比べて、かなり近代化が進みました(笑)。
 ケースは、もちろん百円店ダイソーの品。二枚の間仕切り付き、しかも位置を自由に調整可というのが、なかなかに便利です♪

 なぜに3号でなく0号なのかと申しますと。

 マキマキ♪

 自分でマキマキしていないからです。(;^_^A
 ご覧のとおり、今回は同調コイルにバー・アンテナを使いました。

 回路も少しだけ複雑化しています。
 とは言え、同調回路と検波回路の間にセラコンをはさんだこと、検波ダイオードを二個にしたこと、イヤホンにセラコンと抵抗を並列してやったことくらいですが(あちこちで普通に紹介されているものなので、回路図もリンクもここには載せません)。役割を正確には理解していませんが、はさんだセラコンは高周波だけを検波に届けるため、ダイオードを二個にしたのは出力向上を期待して、並列のセラコンと抵抗は高周波と直流をアースに流して低周波のみをイヤホンに送り込むため、なのかな?
 黒いアース用ターミナルは判るとして、なぜあと二つもターミナルがあるのか? と言いますと、バー・アンテナにある二次コイルと中間タップの扱いかたについて、添えられていた説明書きに従ったからです。なにせ専門知識ゼロな子ですから(汗)。説明書きにはスイッチでアンテナ→コイルの接続を切り替えるようありましたが、端子二個にしてアンテナ線を繋ぎ替えるほうがシンプルかと思い……素直にスイッチのほうが良かったかな?

 完成して、いざ…………鳴らない。orz

 配線にミスはなく。
 まー予想はしていたのですよ。シンプル回路な1号機ですら、状況次第で全然聞こえなくなる。まして、あれこれとパーツ増量の0号機では回路内の減衰も多かろう、と。そもそもダイオード二個使う方法は、充分な強さの電波が届く環境でのものだそうですから。

 とは言え、このままだと寝覚めもよろしくない。
 とは言え、今すぐ 20mクラスのアンテナを、というわけにもゆかず。

 こんなこともあろうかと(笑)、かねてより用意していた中波用ループ・アンテナを繋いでみます。
 ラジオのバリコンとループ・アンテナ側のバリコンとで探りましたところ、聞こえました! それも、びっくりするほど明瞭かつ大きな音量で!!
 実を言いますと、このループ・アンテナ、1号機との接続では、たいした結果を得られなかったのです。それが0号機では驚くほどの高性能ぶり。相性なのでしょうか、不思議なものです。
 しかしながら、なぜか鮮明に入るのは、これまで聴くことの困難だったCBC東海ラジオは辛うじて聞こえるレベルという……訳が判りません。
 1号機は、AN-71 >略式電灯線アンテナ>ループ・アンテナ で、良く聞こえるのは東海ラジオ
 対する0号機は、ループ・アンテナ>>>越えられない壁>>>AN-71 や略式電灯線アンテナ で、良く聞こえるのはCBC
 ということに。
 ループ・アンテナ+0号機の組み合わせで、これまでで一番安定してCBCを聴けています。一度同調させてしまえば、あとは何もせず普通にリスナーできるレベル。
 ホント、ワケワカメです。

 なお、回路やアンテナの違いだけでなく、セラミック・イヤホンが、1号機に使った台湾製と違い、プラグ付きにした関係で日本製になっています。これも聞こえ具合の差に影響しているかもしれませんね。

 バーアンテナにした効果は、はっきり言って感じません。
 そもそも、バーが小さすぎます。しかも五本出ている線すべてが細すぎて、ハンダ付けに苦労しました。
 やはりコイルは自分でマキマキすべきだったと反省。

 さて、3号機に取りかかりますか♪



 ゲルマニウムダイオード 1K60 ×2、セラミック・コンデンサ 100pF ×2、カーボン抵抗1MΩ×1、バー・アンテナ 330μH ×1、ポリ・バリコン 260pF ×1、イヤホン・ジャック×1、陸式ターミナル×3、2P立ラグ板×1、4P立ラグ板×1、ビニール被覆線 各色適量、ビス&ナット&ワッシャ 二組、プラスチック・ケース、ハンダ、ホットボンド

 プラケースの穴空け加工にはピンバイスを使いました。これもダイソーのもの(商品名としては「ハンドドリル」、でもブツそのものは“ドリル刃固定式のピンバイス”)で、安いのに意外と使えます。直径サイズの足りないときはヤスリで穴を広げてやります。
 バー・アンテナの固定には、もう少しマシなやりようがあっただろうに、と、ホットボンドが乱れ狂った見苦しい姿を見ては反省しています。(;^_^A