(旧暦 文月廿八日)

 日本警察が武力で怪人に対抗できている。
 というのは『アギト』のG3以来かもしれない。

 ブレン、そしてチェイス……。最終回が近づき、いよいよ人員整理が来ましたか。
 二人とも美味しい立ち位置でしたね。チェイスがベルトを壊されたとき「魔進になれば」と思った瞬間に魔進に変身してくれた♪(全然、かなわなかったけど……) 魔進チェイサーって、やっぱデザイン的にも、かなり良いですよね。
 ハートたちを含めた五人勢揃いの変身シーンは、おきまりの演出方法とは言え燃えますね。しかも、そうなるフラグを立てたのが、誰よりもロイミュードを憎んでいた剛だったという。
 何度も吹っ切れたようで、その実ずっとブレ続けていた剛が、ここに来てようやくチェイスやハートたちに対する態度を固定しました。さすがに時間かけ過ぎですが(笑)。

 あのクリムが 004 の変身体だったことや、ベルトさんに付けられた怪しい回路のことは、すべて劇場版への布石・伏線なのだそうで。つまりTV本編では、それほど重要ではない。特に回路なんて、このままだと完全放置ですし。
 酷い仕打ちもあったもんです。大きなお友だちは自力で何らかの解決をできるので、どうでもいいが。子供の視聴者みんながみんな映画を観られるわけじゃないのに、そんなことしますか。TVはTVで、きっちり辻褄合わせすべきでしょう。放置なんてせずに。
 これってやっぱ、もうTVには関わらないと言ったはずの白Pによるゴリ押しなのかなぁ。だとしたら、「老害」と言っていいレベルじゃね?
 つーか、今年度の劇場版ライダーって、三作のうち二作がタイム・パラドクスなのですよね。さすがに引き出し少なくねーか?

“偽ライダー”が、ここまで存在感を示した例というのは『仮面ライダー』シリーズ中、珍しいことですよね。
 過去の“偽ライダー”で目立ってたのは……ショッカーライダー、シャドームーン、ダークカブト、ダークキバくらいですか。あと映画だけのリュウガとネガ電王とダークドライブ。
 ラスボスになりそうな勢いのゴルドドライブですが、たぶんラスボスにはなれませんね。予想ですが、蛮野は、あのシグマとやらに喰われると思う。