(旧暦 文月廿四日、地蔵盆)

 マキマキ♪

 マキマキさま・2号。

 マキマキ♪

 ほぼ完成♪
 2号機にして、いきなりラジオに非ず。
 ラジオとアンテナの間につなぐアンテナ・カップラー(アンテナ・チューナー)です。ああ、ええと、アンテナ・カップラーと言うのは、無線機とアンテナの相性を合わせるための調整役、仲人さんみたいな物です。
 何故、早くもラジオでないのか?

 マキマキ♪

 頂き物の缶ジュース(カゴメのコンコードぶどうジュース)を飲んだところ、紙缶だった! 紙製の円筒形ときた日にゃ……マキマキさましないワケにはゆくまい(爆)。
 まあ、1号機に使ったエナメル線が中途半端に残ってたってことっスよ。それ全部マキマキしたのだよ。てきとーな長さをてきとーにマキマキするからには、素人がラジオの同調回路に使えるはずもなく。なので、適当にやっても適当に効果を出してくれそーな受信用カップラーにしたという(アマチュア無線に使う送信用となると、そーはいかんと思う)。

 マキマキ♪

 ご覧のとおり、1号機と違い、ちゃんとしたパーツを使ってあります。
 コイルの途中に三つ出したタップと、あとコイルの入り口と出口にR端子を付けました。みの虫クリップに噛ませるためです。

 マキマキ♪

 カップラーからラジオに向かうアンテナ用とアース用の線にはY端子を付けてやりました。裸剥きのままよりは、ラジオ側の端子に取り付けやすいですから。本当ならシールド線を使うべきでしょうが、やっつけカップラーなので、そこまではこだわらなかった(笑)。
「ほぼ完成」というのは、アンテナとアースを繋ぐためのスピーカ用ターミナルが固定されていないからです(サイズの合う木ネジが、なかったんだよ!)。あと、ダイヤルの周波数表示も消してやらないと辻褄が合いませんね(汗)。

 なお、回路構成は↓のブログさんを参考にさせていただきました(と言うか、まるっとパクリ)。

http://take103.blog.fc2.com/blog-entry-58.html

 ただし、コイルの巻き数やバリコンの容量などなど各数値は全然別物です。よって特性も、まったくの別物だと思います。

 早速、BCLラジオに繋いで短波を受けてみました♪
 アンテナはゲルマ用に部屋に張ったままの AN-71 、アースもゲルマ用に床を這わせたままの2mビニール線。
 短波3バンドの機種ですが、その3バンド全部でカップラーの効果を体感できました。ダイヤルを回したりクリップを噛み替えたりすると、聞こえている局のノイズが下がったり、逆に聞こえている局が聞こえなくなったりします。本格的な 10m級のアンテナでどうなるかは判りませんが、てきとーに作ったわりに役に立ちそうです♪
 いきなりBCL機を持ち出さず、もっと性能の低い短波ラジオを使えば、その恩恵を感じやすかったかもしれませんね。(;^_^A

 使った物は、ポリ・バリコン 260pF ×1、エナメル線 0.28mm×8m、R端子×3、Y端子×2、スピーカ用ターミナル×1、2P立ラグ板×1、みの虫クリップ×2、ビニール被覆線、ネジ、木ネジ、厚紙、紙缶、半端の合板、ハンダ、ホットボンド、木工ボンド。
 無電源の受信専用アンテナ・カップラーは、ゲルマニウム・ラジオ同様に、素人向け電子工作の題材としては良いものですね。むしろ、熱に弱い半導体パーツを使わない分、ゲルマニウム・ラジオよりさらに気楽にできます♪





 1号機、その後。
 略式の電灯線アンテナ(家電品の電源コードにグルグルするだけのヤツ。絶対にコンセントには直接挿さない!)を試したところ東海ラジオだけ、そこそこ聞こえます。他は聞こえません。orz
 少なくとも妖之佑の環境では、5mの AN-71 のほうが略式の電灯線アンテナより高性能だと判りました。