マキマキさま・1号(笑)。
以前、ここで申しましたとおり、何となく作りたくなってたブツ。
本当は「夏休みの宿題」的な感覚でと思っていたのですが、何だかんだと遅くなり、もはやセミの声も消えた頃よーやく出来上がったのでした(まあ、八月中なら余裕で宿題クリアの状況ではありますが……私ゃ、もう学生じゃねーし)。
ゲルマニウム・ラジオです。
アンテナ端子(?)に、ガラクタ屋さんで買ったボロボロなソニーの携帯用巻き取りアンテナ(AN-71 。ソニー製BCLラジオに付属している物ですね)を目一杯伸ばしてつなぎました。だいたい5mくらいかな。
ちゃんと聴けましたよ。ただし、こちらの地域で電波の一番強い東海ラジオだけですが(汗)。しかも、立ち位置で微調整しないと、すぐに聞こえなくなる(涙)。CBCは辛うじて「何か鳴ってる」レベル。NHKは無理でした。
ウチの環境だと、ちゃんとした 10m級のアンテナと、さらにアースを設置しないと、安定しては聴けないかもしれません。
もっとも基本的な四つのパーツ構成(ダイオード、コイル、バリコン、イヤホン)でございます。特性を良くするための抵抗とかコンデンサすら使ってません。ついでに、ターミナルやラグも、木ネジとクリップで代用してます(爆)。
ちなみに、ご覧のとーりコイルは自作です。ド定番、トイレットペーパーの芯にエナメル線ね。フリーのラジオ回路計算ソフト「GRDS」で算出した回数きっちりマキマキさましました♪ 結果、ダイヤルの目盛りで見る限りは、多少高い方に寄っているものの中波域をほぼカバーしているようです。流石な優れモノのフリーウェアですね。ありがたやありがたや。
これ以上シンプルにするなら、同調回路であるコイルとバリコンをオミットですが、それだと一番強い局しか聴けなくなる(あー、現状とたいして変わらんやん……爆)。それなら、いっそダイオードも外すのすらアリ。もちろん超強電界域でないと意味ありませんが(TVで紹介されてた「ラジオ放送が聞こえる不思議なガードレール」とかが、まさにそれ)。
もちろん今後の目指す方向性は真逆で、「ちゃんとラジオ番組を楽しめる物」を作るためにマキマキするワケですが。さて、どうなりますことか(2号機、3号機、4号機、仮設5号機あたりまでは、すでに構想にある)。
配線は、ごくごくあたりまえの基本的オーソドックス超有名ガチ定番なものなので載せません。
ザックリ言うなら、コイルとバリコンとイヤホンの三つをアンテナとアースの間に並列につなぐ。ただし、アンテナからイヤホンへの途中にだけダイオードを直列にはさむ。無電源なゲルマニウム・ラジオに限ってはダイオードの方向は気にしなくても良い。
ということですね。
いちおう、パーツも。
ゲルマニウム・ダイオード 1N60 ×1、ポリ・バリコン 260pF ×1、セラミック・イヤホン×1、エナメル線 0.28mm×12mほど、ビニール被覆線少々。
他には、ハンパものの合板、厚紙、ネジ、木ネジ、クリップ、トイレットペーパーの芯、画鋲、ハンダ、ホットボンド、木工ボンド。