(旧暦 文月七日、七夕)

 そう言や、ギアが ver.アップされたのって、これが初めてなんだよな。
 東映サンライズでは、ありえない遅さだ(爆)。



 でー。
 厳しい展開しか予想できないのだが……。

 当初は、ギアを暴走させることが目的かと思ったんですよね。
 ところが、ラスボスとおぼしきキャロルが、あーもあっさりと自害するに至り、別の方向が見えてきたわけです。

 伏線は、ありましたね。
 一つ。ギアの改修中にエルフナインが漏らした「どうしてキャロルは僕に思い出までコピーしたのか?」という独り言。
 一つ。調だったかな。「いつも敵は、優位なのに、あっさり撤退する」と疑問を呈した。
 もう一つ。キャロルたちの強さは思い出をエネルギーに変換したもの(等価交換ってヤツかい?)。だから力を使えば使うほど思い出を消費し、最後には何もなくなる。
 そして、さらに一つ。ビッキーに「どうして世界を破壊するの?」と問われた際、キャロルが「そんなことはもう忘れた」と捨て鉢に言ったこと。記憶の大半を失っているとしても、あまりにも投げやりすぎて、かえって気になります。捨て身の計画? それにしたって退場が早すぎる。て言うか、そんな自暴自棄なボスが周到な計画など立てるはずも実行するはずもなく。

 次の水着回で、あの一番憎々しい青ゴスロリ人形がマリアさんにぶち壊されましたが。あれって、単に陽動(緑のオバサン人形がメモリ・カードを盗み出してたからね)ということでもなく、ギアに、それも強化された黒ギアに敗北するのも、人形どもの役目なんじゃないかという気が……ね。

 つまり連中の計画第一段階はギアをイグナイトにすることで、それは錬金術の知識と良心回路(笑)を与えたエルフナインを狩り立てて S.O.N.G. に送り込むことにより実現。ということ。
 予想する第二段階では、残り三体の人形たちが次々とイグナイトによって倒されると思われ。
 そして第三段階は……キャロルの復活、というかラスボス“真キャロル”の登場しかないでしょう。同時に、四体の人形どもも形を変えて再生するはず(青が倒されたとき、あの垂れ幕にマークが入ったからね。まだ滅んでないって証拠でしょ)。

 いやー。途中まではね。
 キャロルが世界の破壊か存続か、どちらの道を進むか決めあぐねてて。それならと、良心回路を与えたエルフナイン(+ギア)を自分の対極に据えて、互いに全力でぶつかり勝ったほうが正解だった。って、ある意味、成り行きまかせな選択方法を取ったのかなー。
 と思ったんですけどね。

 でも……。

 まー定番っちゃ定番の手法ではあるのですが。
 おそらく、近いうちにエルフナインはキャロルとして覚醒しますよ。

 しかも、このタイミングでビッキーの父親登場とか、鬼畜すぎますって(奴がゴミ男なのは、家族を捨てたことだけでなく、子供たちの誘導を頼む翼さんに吐き捨てた台詞でも、よーく判りますから)。