(旧暦 水無月十五日)

『最恐映像ノンストップ3』


 他局と違い、お笑い芸人で埋め尽くさないのが、この番組の良いところですね。メインである中山秀征さんの人柄(あくまでもカメラの前用かな)も好印象に貢献していると思います。
 まあ、使ってる映像は各局使い回しの感が拭えませんが(苦笑)。

 今年、思わず噴いたのは、あの中岡俊哉さんを取り上げたことですね。
 故人のことを言っては失礼ですが、中岡さんって大風呂敷の人ですからねぇ……。そもそも霊能者でもないのに心霊写真を鑑定するんですから(笑)。
 しかも、扱うカテゴリが多岐に渡るったら。氏の書かれたUFO本とか、ぶっ飛んでますよ。護符の解説本も、一部の記述がブレブレで、もうギャグの領域です。
 それでも一大ムーブメントを引き起こしたその影響力と言いますか、仕掛け人としての演出力は本物だったと思います。その意味で、伝説のプロデューサー・康芳夫さんや、UFOディレクター・矢追純一さんらと肩を並べられる存在でしたね。

 それにしても、今回も半分以上は作り物映像だったんじゃないかな。なにせ、展開やカメラワークが定石どおりですから。
 遊び半分、あるいは注目を集めたくて動画加工して発表する輩が多いのでしょう(て言うか、最近のTV番組スタッフは足を使わず、Web で動画を拾い集めて番組を編集するらしいから……)。