(旧暦 弥生十九日)

『思い出の映画音楽三昧』

 堪能しました。
 しましたけどね。



 別にジブリの鈴木Pがゲストでも問題はない。鈴木Pにとってのフェイバリットな映画も多々あろうから。
 ところがぎっちょん。喋る内容がジブリ作品のことばかり、つまり手前味噌ばかりなのは、いかがなものか? ジブリ作品はアニメだと思っていたのだが、映画作品だったのか。Pがそんな姿勢だから今のジブリ作品が胡散臭いのも道理ということか。
 おそらくは番組側がトーク内容を要請したということもあろうが。その場合は人選からして、まちがっている気がする。映画音楽三昧なんだし、お好きな映画のことだけ語ってもらえばいいものをね。
 あまり言いたくもないが。今の思い上がりジブリの作品群は、アニメであることを自ら否定し、しかも映画にも届かない(実写ではないのだから、実写作品として扱われないのは、あたりまえ)。童話に出てくるコウモリ、あるいは北欧神話のロキのような、どっちつかずの存在ということ。鈴木Pが健在のうちは、ジブリのこの体質は治らんか……。



 一方。
STAR TREK』のテーマが、かかったものの、手違いでカバー曲(有名なクイズ番組で知られたヤツ)が流されたという間抜けな顛末。
 これ、実は『STAR TREK』については、わりとある凡ミスで。なんでか知らんが、『STAR TREK』の曲をかけるとしたラジオ番組で、オリジナルでなくカバー曲を出してくることが、しばしばある。『三昧』は本番内でミスを認めたけど、他だとたいていスルーのまんま。
 ホント、なんでなんだろ? カバーが多く出ていることは関係あるかもだが、とにかく確認もしないなんて、選曲スタッフが阿呆すぎる。
 ただ、今回の『三昧』については、そもそも「映画音楽三昧」なのだから、『STAR TREK』も劇場版の曲が来るべき(ちなみに、カバーが多く出されているのはTV版 TOS の曲。もちろん、今回のミスもTV版のカバーを使った)。なぜ、ジェリー・ゴールドスミス氏による、劇場版のテーマをかけようとしなかった? そこだけは今回の『映画音楽三昧』に対して疑問を感じている。