今の日本の大企業がダメダメな顕れの一つだと思います。
http://www.sankei.com/premium/news/150104/prm1501040017-n1.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150104-00000516-san-soci
ヤフー側にあるコメントを拝見すると同じようなお考えのかたがたも多いようです。
AIBO に限らず、所有者が愛着を持つ工業製品というのは、いろいろあるでしょう。家電然り、カメラ然り、時計然り、車然り……。
ところが日本のメーカーは、経産省の指導である「製造終了後*年」という期間を免罪符に、それ以降のサポートは一律に問答無用で拒否するのが今の通例となっていますね。
以前ですと、オーディオ・メーカーのD社や、カメラ・メーカーのC社などは、かなり古い機種でも相談には乗ってくださったと聞きます。それも今では……。
D社のホーム・ページには最近まで、「古い機種でも修理可能な場合がある」という記述があったのですが、今はその表記もなく、また全国のサポート窓口も激減しています(それで、愛用していたCDプレーヤの修理を諦めたのだよ……涙)。
AIBO の生みの親についても、だいぶ以前、これも愛用していた旧型VTRの修理を引き受けてくださったのですが(六万円かかった!)、今では良い話を聞きません。
私自身は持ってもいないし使ってもいないので、あくまでも他人様の声ですが。
ライカなどの欧州老舗ブランドは、かなり古い機種でも修理を請け負うそうですね。
日本では、こういった採算度外視(実は、長い目で見れば、ブランド・イメージのアップにつながるため、断じて損ではない)の姿勢は、少なくとも大企業では珍しいですね。
けっきょく、日本において一つの機器を長く愛用するためには、メーカー非公認の修理業者、つまりは隙間産業に頼るしかなさそうです。
これが、クラフトマン・シップにあふれる U.S.A. の場合は、メーカー非公認業者が幅を効かせており、どんな古い機械でも使い続けることが可能。
メーカー自ら古い自社製品を大事にする欧州、多くの個人業者が頑張れる環境にある U.S.A.。これらに比べ、日本は、どっちつかずな中途半端なのが困ります。