(旧暦 神無月十二日)

 毎度のことで。
 流行語大賞の選考センスには笑うしかありません。きっと多くのかたがたが、そう感じておられることと思います。

 別に、芸人さんのネタを選んではならない、とまでは申しません。
 ですが、最近のは、あまりに安直すぎます。
 流行語大賞を銘打つからには、単に「売れたネタ」というだけでなく、社会現象にまでなった言葉でなければならないと思います。
 正直、今年の「ダメよ」だけでなく、過去の「グッ」だの「かんけーねー」だのも、そこまでのものではなかった。
 いっそのこと、芸人枠は外したほうがいいとすら思いますね。

 過去の大賞と言えば「ゲゲゲ」も、ひどかった。

 一方の「集団的自衛権」も、微妙ですねぇ。
 個人的には「積極的平和主義」という珍妙な造語のほうが、今年の政治を表すに相応しい気がします。まあ「流行語」ではありませんが(汗)。

 過去では受賞者辞退となった「あなたとは違うんです」が一等、光ってたと思うですよ(爆)。

 毒のある選考のほうが面白いし意味もあると思います。
 その観点では「STAP細胞はあります!」を受賞させてやってほしかった。