だいぶ以前に、ウチに着任していたおかたです。
オリンパスの「PEN Lite E-PL2」でございます。
いちおう、ウチでのデジタル部門の旗艦であります……ただ、本人が使いこなせていないという問題がございますが(汗)。
キャップでお判りのとおり付いてるレンズは純正にあらず、パナの人気玉であるルミックスG 14mmF2.5 です(「Made in Japan」なんて久々に見た気がする)。純正のMズイコー 17mmF2.8 よりも巷で高評価なのが苦笑モノです。かつてはレンズ・メーカーでもあったオリンパス、もっと頑張れや。
モノは文句なく良い物なのですが。
ミラーレス一眼という代物が初めてですからね。
どういった使い道がいいのか、体感的に判らない。
新旧を並べてみました♪
左側はオリンパスの名機「PEN F」です。ボディとキャップに記された「F」の花文字が誇らしげでございましょ?
念のために申しておきますと、PEN F は、れっきとした一眼レフです。軍艦部にペンタカバーは、ありませんが、レンズから入った光は、ちゃんとファインダーの覗き窓に導かれています。アイレベルのファインダーを持ちながら頭が飛び出ていない一眼レフは他には仏蘭西の「FOCAFLEX」、ハンガリーの「Duflex」くらいしか知りません。
でっぱりをなくした理由は判りませんが、とにかく PEN F は、このために右側グリップがやたら大きい、というか長いという外見上の特徴を持っています。この右側部に光を導く機構が入っているわけですね。当然、ミラーは右側に光を反射するよう位置しています。
そうそう、PEN F はハーフサイズ一眼レフという点でも異色の存在でした。要するに、36枚撮りフィルムで72枚写せるということ♪
そんな、頭が平らなシルエットを、デジタル一眼レフの E-300 や E-330 が受け継いだときは「オリンパスめ、やるな」と思いましたよ。
それでも形と内容がきちんと熟成された感があるのは、PEN Lite からでしょうね。「レフ」は消えちまいましたが(笑)。
さて。
フィルム時代にはなかった「ミラーレス一眼」……どうしたものか。
ファインダーがないので、撮影スタイルはコンデジやケータイと同じく、カメラを握った手をある程度伸ばしてモニタを見る形になる。けど、せっかくレンズ交換式なのに、そんな手ブレさせまくる姿勢で撮るのは、どうなんだろ? 手ブレ補正があっても許せない。やっぱり、きちんと構えて撮りたいよね。
とすると電子ファインダーを付ける? それも、ありだけど。
いやいや、用語を無視して考えよう。
レンズ交換式で、なおかつレフレックス機構のないカメラって、なかったっけ?
あー、あるわ。あるある。ありすぎる。
ライカ、コンタックス、ニコンS、キヤノン7……等々。
そうか。
ミラーレス一眼はレンジファインダー・カメラとして見たらいいのかも。
となれば、使用目的の第一はスナップということになる。
となれば、軽快なカメラ・ワーク、すなわち機動性を重視すべき。
となれば、広角重視の布陣でいくべき。いっそ、望遠は忘れよう。
で。
答え。
純正ファインダーの VF-1 です。光学式の、ほとんど素通しですね。光を通過させる以外の機能は何もありません。
でも、この何もないのが軽快さに貢献すると思います。ファインダーで決めるのは構図だけ。他はカメラ任せ。もちろんモニタも切っておき、合焦は電子音だけで確認します。
せっかくのデジタル機ですから、これでいいのではないでしょうか。
ただ、この純正ファインダー、お安くないわりに作りが安っぽい。
それより何より、このファインダーは 17mm(135フィルム換算、34mm 相当)で、ルミックスの 14mm(同、28mm 相当) とは不適合……(汗)。
ま……まあ、一眼レフのファインダーだって視野率90%とかザラだし、ファインダーに入っている部分がちゃんと写るなら問題ないよ。ね。
え? 許せない?
そうですか。仕方ないですね。
いきなり、トチ狂ったようにも見えますが(爆)。
今回の中古カメラ市で発見したブツは、ニッコールだけではなかったのだー♪
何のことはない。マミヤプレス用の外付けファインダーです。店で見かけたときは判らなかったものの、金属部の色に見覚えがあり、マミヤプレスと同質の塗装だと、買って帰ってから気づいた次第です。
65mm というのはマミヤプレス用広角レンズの焦点距離です。135フィルム換算で 28mm 相当。
(余談ですが、この外付けファインダーは手動ながらもパララックス修正機能を持っています。マミヤプレス本体はアオリ撮影対応だし、さすがマミヤ、きめ細かいですね)
どーだ、いちおうルミックスに使えるぞ。えっへんっ。
ただ、モード・ダイヤルに指が届かず、ほぼ操作できなくなりますが。(うぉいっ
んー、あかんか。
では。
今回の中古カメラ市で発見したブツは、マミヤ(ry
で、何だと思われますか?
シューに取り付けてー。
ぱかっ。
こーゆーのを長年、探してたんですよー。最低限のパーツのみで構成される外付けファインダー。
もっとも、視野角がどうなのかも判らぬままに勢いで買っちまったんですが……(汗)。
覗いてみますと、白い枠が大きいのと小さいのと二つ見えます。二種の焦点距離に対応というのはライカのファインダーなどによくあるパターンですね。つまり、この品はレンズ交換式カメラ向けのアイテムということに。
本体横側に、
「f=5u.13.5cm 432/2」
とあり、反対側を見ますと、
「Zeiss-Ikon」
とありました。
うわ。
ツァイス・イコンだよ! つまり、元祖コンタックス!?
あれこれ調べましたところ(Web って便利♪)、これはコンタックス用のオプションだったようですね。
対応する焦点距離は表記から判るとおり 5cm および 13.5cm 、つまりは 50mm と 135mm ですね。
現時点では PEN には使えねーかー。(;^_^A
かと言って PEN 用に望遠系買う予定もないし。
ましてや、コンタックスのボディ買う余裕なんてねーぞー(欲しいけど……)。
残念ながら PEN Lite には使えなさそうですが(ファインダー工作精度と PEN側材質強度の関係から、何度も装脱着を繰り返すと、PEN のホット・シューを痛める可能性もありえる)、折りたたみのファインダーが欲しかったのは事実ですし、嬉しい買い物だったことは、まちがいありません。ファインダーの壊れたカメラをジャンクとして買うって手もありますし♪(←目測で撮る気か、こいつ)
となると…… PEN には、あのデカブツ?(大笑)
枠だけのブツであるスポーツ・ファインダーなら、いいかもしれんな。
ニコノス用に、よさげなのがあったけど、今はないかな、さすがに。
いや、素直に純正使おうよ。