仲秋名月、白露 (旧暦 葉月十五日)

 滝山が姿を見せるとは思わなかったな(笑)。
 回想シーンの「フレーフレー」は、コントにしか見えなかった(爆)。

 黒い天丼(第二期だったっけ?)にも、そそられましたが。黒炒飯も、よさげですな〜♪
 つか、鉄板中華ってのが凄い。この発想は、なかったわ。中でも、たっぷり十時間を費やした蒸し鶏が気になります、鉄板料理じゃないけどね(笑)。骨が喰えるってのが、とにかく気になって気になって。

 ところで、五郎さんが他のお客や店の人に終始流されっぱなしで、ついぞ自分で注文を選ばなかったのは初めてじゃないかな?





 シノンの台詞によると、デス・ガンの銃は TT-33 ではなく五四式(黒星)のほうだったのですね。要するにトカレフの中華コピー。
 これもシノンの独白によると、シノンこと詩乃のトラウマの原因、つまりあの強盗の使用した銃が五四式だったという……なんで機種名が判ってるんだ? 当時、十一歳だったはずでしょ? 新聞記事にあったとしても、そこまで詳しく書かんと思う。……まあ、記事に「中国製コピーのトカレフ」あたりの表記があったのなら、詩乃がGGOにインするようになってから、つまり銃器マニアになってから調べたという線もあるのか。
 にしても黒星までアイテムとして用意されているGGOには脱帽します。この様子だと一七式とかも、ありそうだな(笑)。

 それはともかく。
 なぜ、欠陥銃である中華トカレフをデス・ガンが、あえて携行するのか? という疑問に対し、この一致は偶然か否か? という関連した疑問が頭をもたげます。
 物語でなく現実での出来事なら「偶然の一致」「たまたま」で解決するでしょう。
 でも、これは創作。デス・ガンが黒星を持つのは作者の意思であり、そこには何らかの意図があるはずです。となれば偶然説は真っ先に却下。

 デス・ガンがラフコフの残党であることは、キリトの畏怖、デス・ガンの言動と手の甲の印、そしてクラインの確信からしても、ガチでしょう(ここが違ったら、作者を「馬鹿野郎」と愚弄してもいいレベル)。
 そのうえで、仮説を挙げますと。

 犯罪者を気取るため、日本の犯罪者御用達のボロ拳銃を選んだ。
 否定した「偶然の一致」説につながりますが、いちおう候補として。

 今はキリトを狙うデス・ガンではあるが、当初の標的はシノンだった。シノンを精神的に追い詰めるのに相応しい拳銃を選んだ。
 こちらのほうが正解じゃないかなと、そう考えるのが素直でしょうね。

 となると次なる問題。
 デス・ガンは、シノンならぬ詩乃が銃器の中でとりわけ黒星をトラウマにしている事実を知っていることになるわけ。
 詩乃の銃器トラウマについては、あのカツアゲ三人組の例で判るように、クラスメートほぼ全員が知っているのでしょう。毎年の、ね。あるいは、人の口に戸は立てられぬので、学校中かもな……。あと昔のご近所も知っているでしょう。
 この段階では容疑者大杉ですが。
 ただ、詩乃が銃トラウマと知っていても、その銃器が黒星である事実までもを知る者となると、かなり絞り込めるのではないかと。
 少なくともカツアゲ三人組は知らないと思う。他のクラスメートも同様。事件当時の郵便局にいた人々やご近所、警察関係者、報道も、いちおうは候補かな。ご近所とかは銃器に詳しくなくても、記者や警察がしつこく通う中で、うっかり「黒星」と漏らした可能性はある。とは言え動機面で弱いので、ご近所説、関係機関者説は、ないなたぶん。
 GGOつながりの人間となると、もっと少ないはず。コマンドーおっちゃんに全滅させられかけたあのパーティでも、プレイヤー同士のプライベート詮索はしないという基本ルールは守られていましたし、そもそもシノンが喋るはずがない。GGOプレイヤーがシノンのリアルや、まして過去を知るはずがないのです。

 二人を除いてはね。

 一人は言わずもがな、今回、事情を打ち明けられたキリトくん。
 もちろん、キリトはデス・ガンではありません(キリトが主人公でないのなら、一プレーヤで二キャラのトリック、あるいはキリト共犯者説も考えられましたけどね)。

 で、もう一人は。
 あの、カツアゲ隊から詩乃を救ったクラスメートのひ弱そうな男子。今の詩乃にとって唯一のリアル友。
 GGO仲間でもあるので、あるいは銃の名まで話しているかもしれない、という可能性の段階ですがね。

 思えば、もっとも信頼している人物がラスボス、ってのは王道すぎますよね。
 そう考えると、あのOP映像。詩乃に笑顔で手をさしのべる男子が炎に包まれ、そしてデス・ガン登場。あれは見ようによっては「変身シーン」という解釈ができます。
 ついでに、ネカマやってたキリトに怒るシノンを見て「仲間を集めてフクロにしようか」と多人数による襲撃を持ちかけてました。そこに、見た目の優しさとは落差のある残虐性を垣間見せたのかもしれません、演出として、伏線としてね。

 と、ここまで伏線らしいものをチェックしたうえで。
 それでも、あの男子が実はデス・ガンではない。というミスリードの可能性もある。つか、ミスリードのほうが、ありそうだよ(何より、デス・ガンのプレイヤー名という問題がある。シノンは知らない名前だと言ってたからね。まあ複アカ使ってれば不可能ではないけど)。

 もう一方の可能性として、デス・ガンが、あの強盗の親近者だという説。要するに強盗の子供あたり。
 この説だと詩乃を狙う動機だけは十二分にありますね。復讐という動機。その他の問題点あれこれは、すべてコケの一念で打破したと。

 あとは、上の二つをくっつける説。
 つまり、あの男子が強盗の子供だった説ね。
 逆に、ありきたりかな?

 何せ妖之佑の推理ですからね。
 まちがってるという解答に、はらたいらさんに全部賭けるのが正しい(大笑)。

 びっくりドッキリな真相を今からwktkして待ちましょう♪





 ザックの行動を予測できなかった。
 何という敗北感……。orz

 瀕死の紘汰は、何の捻りもなく、人間離れした回復力で復帰しました。本当に、もう人間じゃないのねん。
 主役と準主役、二人とも人間やめてるって、どんだけー(だから『剣』が、そうだったってばよ)。

 舞は過去への忠告しまくった挙げ句に時間の迷子になりましたとさ。
 第一話冒頭のあれは、迷子の舞が見た、未来の可能性の一つだったそうで。はへー。

 迷子の舞をサルベージするには、未来を確定させる必要が、すなわち勝者を決める必要がある。
 戒斗は、あっさり乗ったけど。
 ほんまか? ぐっさんの言うことだぜ?

 戒斗の様子に、オカマが傭兵の感覚で危険を感じ取ったことと矛盾しますが。
 それでも、戒斗があえて悪役を引き受け、紘汰に舞を助けさせようとしているように思えてなりません。つまり鎧武が勝ち残るのが正しい本来の未来だと。
 ただし、自分に勝てないような紘汰では舞を任せられない、って程度には厳しい覚悟で臨んでいるのでしょう。

 ミッチも、そろそろ動かないとな。
 来月は、もう『ドライブ』だぜ。今月いっぱいで『鎧武』終わるんだぜ。