ヘッド奈々の「悲しい」発言は、そのとおりでありますが。
そもそも、この事件。
容疑は「不法投棄」です。喰い物を粗末にしたから捕まったわけではありません。
つまり、当事者が大量のポテチを適切にゴミとして処分(要するに数週間に小分けしたうえで、自治体指定のゴミ袋に入れて指定の曜日・場所に出す)した場合、法的に責められることはなかったと思われます。
ただ。問題の本質は。
喰い物を粗末にしたこと。
結果的に、そういう事態へと誘導した商売のしかたにある。
と思います。
ポテチにオマケを付けるというよりも、今回の場合はオマケが主でありポテチはどうでもいい、という構図が最初からあります。購入者の大半はオマケ目的のはずです。
しかも一人で何口でも応募可としているため、大量のポテチが購入者の手元に余る→捨てられるということは容易に想像できたはずです。なにせ、このメーカー、かつて「仮面ライダースナック」の「仮面ライダーカード」で同様の社会問題の中心に立たされた会社ですからね。
容易に想像できたのに企画を通した。これはつまり「売れさえすればいい。あとは腐ろうと捨てられようと、どうなっても関係ない」という、およそ食品メーカーとしてはあってはならない姿勢、すなわち喰い物を粗末にする態度に他なりません。
「ご応募は、お一人様*口まで」という上限を設けるべきでしたね。
そうすればメーカーの姿勢に高評価が出ていたことでしょう(まー、売り上げ落とすから、やんないだろーけどねー)。
某AKBの円盤商法にしてもですが。
いいかげん、このテの企画に対して、消費者が「No」を突きつけるべきだと思うのです。
けっきょくは消費者がバカだとナメられてるんですよ。そこ判んないかな?
今回の企画、ヘッド奈々には口出しできる力はなかったのでしょう。
ヘッドの「悲しい」には、こういった荒稼ぎ商法に対する意味も込められていると思いたいですね。