紘汰から真実を聞かされた舞の反応は、びっくりするほど大人でした。
が、その情報を市民に知らせようとするあたりは紘汰同様に幼稚でしたね。市民の何割かからは、いまだ不審を買っているビートライダーズが、そんな突拍子もない話をしても信用してもらえるはずがない。また、内容が内容だけに信じてもらえた場合はソッコーでパニックですし。ここの考えが紘汰も舞も浅すぎる。
せっかくネットがあるのだから、まずは都市伝説的に噂として流せばいいのに。広場で演説みたくやるより、ずっと人目を惹けますし、強く関心を持って独自に調べる層も必ず出てくるはずです。まあ、やったとしてもユグドラシルと、あとぐっさんもネットの情報統制に動くでしょうけどねぇ(今思うと、ぐっさんのあのDJブース、たぶん電脳世界にしか存在してないね)。
真実を知ったうえで、和睦を目指す紘汰、実力行使の戒斗、下克上なミッチと、それぞれのスタンスが、はっきりしたようで(かなりムリクリ当てはめると、戒斗=信長、ミッチ=秀吉、紘汰=家康、ってことにならんかな)。
これで、第一話冒頭のように、三者は完全に敵対しますかね。
ただ、目の前でミッチが紘汰を撃った。それを目撃して戒斗は、どう出るか。そこは読めません、戒斗だけに(笑)。
あと、ザックは、どうするのかな。
「このドライバーは使える。戦極ドライバーとは大違いだ」
この台詞は、紘汰と戒斗が如何に頑張っていたかの確認になりますね。強化アイテムがあったにせよ、ゲネシス組を相手に今まで戦極ドライバで、よくやってきたということですから。
対して、シドの小者ぶりも証明されたことに。奴は偉そうに紘汰や戒斗をバカにしてましたが、そんなシドが実は一番、ドライバの性能だけに頼ってますからね。
秘書さんは少しずつ戦極から戒斗に心変わりしつつあるようで。
ゲネシス組も、じきに分裂するか。それもまた戦国時代の常。
にしても、ミッチは、やっぱりミッチでした。
あれだけ怒りをぶつけたにも関わらず、それでも表だって敵対せず紘汰の味方を演じ続けるとは……どこまでも黒い(笑)。つか、紘汰がお人好しすぎるのか。
けっきょく、最後にミッチの背中を押した、つまりは真っ黒化を確定させたのは兄さんってことになりますね。この人、マジで天然だわ。
そんな天然かつ紘汰と同様にお人好しな兄さん。
予告編だと次回、紘汰に手を貸すようにも見えましたが……。
つか、オカマは何やってんだ?