板尾、大丈夫か?
と思ってたけど全然大丈夫でしたね。
昭和より、本郷猛、神敬介、村雨良。
平成からは『鎧武』の四人、晴人、翔太郎、士、巧、ついでに草加。
豪華なキャスティングは、まさにお祭りでした♪(戦隊参戦は、さすがにやりすぎだが……)
ちなみに、MVPは戒斗(大笑)。
次点は草加かな。
漁村の開業医・神敬介ときましたか。患者を診察してる雰囲気が、私がお世話になっている、かかりつけ医さんにヤケに似てて笑いました。
乗ってたのはホンダの四気筒っぽいですね。CB750? CB400? 旧車なのはいいが、できれば敬介にはスズキ車に乗ってほしかった(苦笑)。
海辺に住むとか、「海は良いぞ」とか、かつてのXライダーの設定(敬介は水産大学生で、Xは本来戦闘用ではなく深海開発用カイゾーグ)をちゃんと受け継いでることに感心。いちいち丁寧な作りになっています。
変身が「セタップ」だったのは意外。もっとも個人的には、マーキュリー回路移植後の「大変身」はXらしからぬと、ずっと思っていたので、今の時代にセタップしてくれたのは大歓迎♪ 東映としても大変身は黒歴史なのだろうか(爆)。
まさか、巧と草加の因縁が再現されるとは思いもしませんでした。別に『555』劇場版でもないのに、巧が脇役でなく、ちゃんと主人公の一人として存在してますね。
草加があいかわらず草加なのには、びっくり(笑)。
つか、たっくんが猫舌だってこと、忘れてたよー。
前々から、ベテランの昭和ライダーが若手の平成ライダーを導くお話を観てみたいと思っていたのですが。今回、乾巧と神敬介のストーリで、その願いが叶いました。
反面。本郷猛の登場した意味が……頑固親父ぶりを発揮するためだけだったのが残念です。ぶっちゃけ、藤岡さんご本人が出演なさる意味すら、なかった。なにせ本郷の頑固さは、フリット・アスノ並みの老害……。
今作品の「対」の要素が、昭和勢が一方的に平成勢にイチャモンふっかけてケンカ売ってる図式なのがねぇ、ちといただけませんでした。昭和勢、長年闘い過ぎて思考停止状態になってたんだろうか?
ちなみに、劇中での本郷の変身ベルトは、まちがいです。
立花レーシングクラブのロゴ付きシャッターは、一文字のベルトのみですからね。本郷のベルトは旧ライダー、新ライダーともに最初から風車が剥き出し状態なのが正しい。
一方、放送開始当初は爆笑モノだったアーマード・ライダーの空から果物も、慣れてみれば格好良し。これはこれで「鎧武流ライダー道」って感じで。
紘汰の工夫も見事でしたね。あんな使いかたがあったとは!
バダン総統の声は、あきらかに納谷悟郎さんを意識した芝居してました。
本当なら、納谷さんに演じてほしかったという顕れでもありましょう(南無)。
暗闇大使のアレは、ちょっとなぁ……ないわ。
ここの部分は脚本に、もう少し工夫が欲しかったな。
つっこんだら負けだとは思うのですが。
昭和と平成、それぞれ十五人ってことで分けたんだろうけど。
真、ZO、Jのいわゆる「雨宮ライダー」って初出が平成だろーが! おい!!
疑問。
十五(フィフティーン)のあれ、どう見ても戦極ドライバーなのだが。ユグドラシルがからんでいないのに、なぜ?
しかも、十五が使うあのライダーを模したロックシードって、どうやって手に入れた?
あらためて、ディケイドって『水戸黄門』的なのだと再認識。
「おおおまえは、いったい何なんだっ!?」
「通りすがりの仮面ライダーだ。憶えておけ」
の、やりとりは、やっぱり熱い!
あれだけの大乱戦シーン続きで殺陣がちゃんと連携しているあたりも含めて、さすが東映だと唸らされました。『仮面ライダー』は最初から時代劇の手法を多く流用してきたが、これは平成になっても同様なのですね。
そして。
鳴滝さんが、どんどんどんどんおかしくなっていく……いや、元からおかしかったですがね(爆)。