朔、東大寺修二会 (旧暦 如月朔日)

 民事再生法の申請。
 ということは、件の会社としては債務をチャラにしたうえで、経営陣は居残って会社を建て直す。
 ということですよね。

 つか、ビットコインは資産・資本として認められるのかな?

 いずれにせよ、ユーザーがここに預けていたビットコインの大半はハッカーによって“盗難”されており、ビットコインの匿名性もあって取り返すのは事実上、不可能。しかも、会社は利用者への損害賠償をしない……いや、民事再生法によって、する義務がないことになるか。
 つまりは、ここに預けていた人たちだけが泣きを見る結果に。

 以前、NHKでビットコインを特集していたのを観てて、全資産をビットコインにした、という人がいましたが。リスク分散の概念からすると危険だと思ったですよ。
 その人が件の会社に預けてたら、とんでもなく悲惨なことですが……。

 つか。
“盗難”されていたにも関わらず「利用者の保護を目的に取引停止していた」だの「復旧に向けて努力している」だのってのが、もう大嘘ですよね。
 いくら大金持ってても、中身は空っぽ。そんなIT企業の危うさを浮き彫りにした気がします。