(旧暦 霜月廿五日)

 参拝の是非については、ここでは述べません(読売の論調が、妖之佑の考えに一番近いかな)。

 ただ。
 中韓の猛反発は、もうステレオタイプと言っていいので、当然のこと想定しているものとして。そのうえでヒステリックな猛反発にどう対処するのか。どう日本に有利に事を運ぶのか。そこを政府がちゃんと考えているのかどうかが気になりますね。
 かつて小泉総理のとき、中華の要人が訪日中に参拝して外交を台無しにしたことがありました。あのときも、相手の反応は素人にすら容易に予想できたものです。にもかかわらず、日本政府が適切な対処をできたとは思えない。
 要するに、やるならやるで「三手先」をしっかり読んでおけ、ということですよ。悪手になると判ってて、しかも隠し球や切り札を持たぬまま無策のまま悪手を指すメリットなど、まったくないのです。
 まして今回は、ホワイトハウスの反応を読み損なってますし……あの公式に「失望」はヤバいでしょ。国防にとって大ダメージになりかねませんよ。まあ、あらかじめ釘を刺されていたのに参拝したのだから、ホワイトハウスが怒るのも当然ですがね(ロクな手回しもしてなかったのかよ、日本政府は)。

 なんかね。偉そうに、もっともらしい理由を言ってはいますが。どうしても、ガキがわがまま通してるだけにしか見えないのですよ。
 ボンボン安倍の「世界を読みきれな」さぶりはヒットラーの尻尾」にすらなれそうにないほど幼稚だとしか思えません。