三隣亡 (旧暦 神無月廿七日)

 ブロガーとしても有名な経済学者の某氏が秘密保護法案大賛成の意見を出しておられます。

 失礼ながら笑ってしまいました。
 氏は、たしか経済学者でいらしゃるはずですよね。
 それが、なぜか専門家面して秘密保護法案について述べている。反対派を強く批判している。
 秘密保護法案が成立した場合の経済効果について経済学者として述べるならともかく、経済学者が法案の内容について法的解釈と運用について述べている。実に変な話です。

 氏は原発推進派でもいらっしゃいますが。
 こちらの賛成意見については経済効果という視点に徹しておられるため、その意味で説得力があります。
 まあ、原発のデメリットを完全に(そして、おそらくは意図的に)スルーしているため、自分としてはまったく賛成できない内容でしたけどね。でもメリットについては専門家の意見なので読む価値は、いちおうある。

 しかし今回は、経済学者が法律について述べる。ときたもんだ。
 火の玉で有名になった例の某物理学教授が、UMA(未確認生物)について教授の肩書きで偉そうにコメントしていたのを思い出しました。

 だから笑ったのですよ。



 ただ。
 法律の専門家が、しっかりした意見を述べるとも限りませんけどねぇ。
 原発問題で明らかなように、提灯持ち的意見しか言わない“専門家”も残念なことに大勢いますし。