三の酉 (旧暦 神無月廿五日)

ゼイリブ』(They Live)という映画がありました。
 1980年代の作品で、監督は、あのジョン・カーペンター氏。

 貧富の差が激しい社会。しかして、その実態は……。
 という内容で。

 この中で面白いのが。
 ありふれた広告看板が実は民衆に対するサブリミナル洗脳の道具になっているという設定。
 看板様の曰く。
「考えるな」「消費せよ」「産めよ増やせよ」「従え」
 権力者が狂喜して叫びそうな文言だらけ。これらを広告を装ってサブリミナルで一般大衆の脳に徹底的に刷り込み愚民化・奴隷化している社会。
 黒幕が誰かというネタバレには、ここでは触れませんが。
 明らかに、現実の支配者層に対する強い批判が込められています。

 今、秘密保護法案を強行に成立させようとしている安倍政権の本音も、まさに↑なのだと思います。国民は政治家の言うことを鵜呑みにして服従していればいい。自分の頭で考える必要などない。という邪悪なる本音。
ゼイリブ』には真実を見抜くことのできるサングラスが重要アイテムとして登場するのですが。このサングラスで安倍総理のタレ目顔を見たら実はとんでもない真相がそこに……とも思ってしまいます。
 奴のタレ目に騙されて投票した愚かな有権者全員に腹を立てているのですよ、私は。頭の良い誰かがサングラス、本当に作ってくれないかなあ。

 ちなみに、野党のクセに露骨に自民に擦り寄っている、みんなや維新のような卑怯者たちも、ちゃんと『ゼイリブ』に登場します。
 失礼ながら当たり外れの激しいカーペンター監督ですが、この『ゼイリブ』は傑作だと思います。本当に。