『銀の匙』が今週は『GARO』と時間モロ被りだった。
忙しく切り替えて両方観た結果、『匙』は何も判らなかった……(『GARO』のストーリが、それでも頭に入ったのは構成がシンプルだからだね)。
ということで、時間の被りかたがいつもと三十分ズレた関係で、普段は『匙』優先でスルーしていた『マジェプリ』を久々に観たのですが。
平井キャラって『種』の頃より劣化してません? 鼻を描かず影だけで表現するのは相変わらずなのですが、その影が大きすぎてアンバランスと言うか雑と言うか……要するにデッサンが崩れてる。
平井さんのせいなのか作画監督のせいなのか原画スタッフのせいなのか知りませんが。質的に褒められたもんじゃないと思いました。
おばさんたちが「四人で一緒にいられる時間は、そう長くないかも」と言ってたので、今回、早くも誰か離脱するかな、とは思っていたのですが。実際、るなの台詞が「あかりが消えずにすむなら、他の誰かが消えても」などと、かなり色相濁ってきててそうで……。
なのに、るなではなくタコ焼き娘が、それも離脱どころか退場するとは思いもしませんでした。
「対消滅」の意味が、ちょっと判りませんね。
エレメンタル・タロットとディアボロス・タロットが元は一つのアイオーン・タロットから分かれたもの。よって片方が消滅すれば、対のもう一方も消える。というところまでは理解できます。ピッコロ大魔王と神様のジレンマ関係ですね。ただ、そうなると誰がディアボロス・タロットを滅ぼしたところで対の者は必ず消える、という流れになってしまいます(このほうが黒い物語としては面白いかもしれんな)。
そうせず、同じタロット同士の闘いでのみ共倒れになる理屈が説明不足かな、と。まあ、その意味で「対消滅」という用語を持ってきたんでしょうけどね。物質と反物質のアレ。
でも、それならむしろ闘わずとも接近・接触そのものが危険、としたほうがよかったんじゃないかな。
とりあえず、対消滅を全カードに適用すればダエモニア事件は完全解決という鬼畜仕様か。
それを回避する方法の可能性が、タコ焼きの影が言っていた「融合」なのかもしれませんね。変幻自在のあの黒幕は、それを狙っているわけか。
久々に見たな、カンフー馬鹿師弟の姿を♪ この場合、クリスちゃんの反応こそが正常で。どこまでも馬鹿二人に淡々とついてく翼さんも、けっこうおバカなのかも。
未来が助かるのは判ってましたが、今回のラストをあー持ってくるとは……いつもいつも、やってくれます。
店長の無能ぶりが明確に発覚。要するに、大きな職場になら必ず一人くらいはいる「何もしないでいてくれたほうが、まだマシ」ってタイプの人間ね。これが、えばりの上司だから最悪だわ。ジュンも斉藤さんも、お気の毒なこと。
ただ一点。ローマ字入力する人はよくて、かな文字入力する奴は阿呆という図式に見えて、なーんか不愉快ー。原作者が常日頃から、そう考えてるんじゃないか? とまで思えてしまふ……。