甲子 (旧暦 文月廿日)

 ここ数年の悩み事の一つとして。
 CDプレーヤの不調がありまして。

 聴けないというわけではなく。
 ただ、CDによって音飛びが頻発するのですよ。反面、まったく音飛びしないCDもある。盤の古い新しいは関係ないっぽい。
 洋楽の輸入盤はまだしも、お気に入りの『ARIA』のサントラが飛ぶのが悲しくて悲しくて……。

 推測するにレーザー・ピックアップの劣化だとは思います。

 以前の日記に書きましたとおり、非接触方式のクリーニングCDも試しましたがダメ(まあ、これは、ほぼオカルトちっくな品物ですけどね〜)。
 接触式のクリーナーCDは乾式にしろ湿式にしろ下手すると、かえってピックアップを汚す可能性、あるいは痛める危険性すらあるので怖くて使えません(老兵とは言え、いちおう高級機の末席にいた機種なのだよ)。
 分解掃除という方法もありますが、何せ妖之佑、自他ともに認める破壊神ですので、これはやめておくのが無難でしょう。すでにアンプとVTRをおシャカにしてますしね(汗)。

 というわけで、ここ数年、騙し騙し使いつつ、今後の対応策を考えておりました。
 要するに。

 メーカー整備に出すか(旧型だが、DENON なので受けてくれる可能性あり)。

 新機種に買い換えるか。

 の二択ですけどね。
 第三の選択として「簡単に聴ければいいじゃん」という生活スタイルの変更というのも、あるにはあります。これも以前、日記に書きました、ONKYO CBX-500 の購入が、これに当たります。実際、今は、これで聴くのがメインではあります(音飛びしないって、なんて素晴らしいんだ♪)。
 でも、ちゃんとしたアンプやスピーカがあるのに、スケールの大きな音で聞かないなんて! ということで↑の二択に戻るわけです(苦笑)。

 メーカー整備の利点。
 お気に入りの機種なので末永く使いたい。

 買い換えのメリット。
 デジタルはとにかく技術進歩が早いので、最新機種なら音質向上も望める。

 メーカー整備の問題点。
 かなりの旧型なので、そもそもお金を払ってまで直す価値があるのかどうか。

 買い換えのデメリット。
 最近の中級以下機種は、どれもこれもスカスカな中身と安物パーツ、しかも大陸製なので、数値上のスペックは良くても、オーディオ全盛期の普及価格品に比べてすら総合的品質面で貧弱そう。音は最終的にはアナログだからね。

 聞くところによりますと、そもそもCDプレーヤのピックアップは、その精度でPC用光学ドライヴには、とても敵わないそうですね。読み取ったデータを扱う回路部分でも、エラー・チェックが、いい加減だそうで。
 なので特に技術系の人たちは、音楽CDのデータをPCに取り込んでファイル化、SDなどのメモリ、もしくは HDD から再生して聴くのだそうですね。WAV型式などは変換による劣化もないので、音質面でも問題ないらしく。

 まあ根がアナクロ&アナログな妖之佑は、さすがにPCで聴くという第四の選択は、ありませんけどね。
 ながら聴きは別ですが、それ用はファイル・サイズの小さな MP3 にしてますよ。

 おっと、脱線した。

 仮にメーカー整備を依頼するとしても、最新機種の音や操作性にも興味はあって一つは買ってみたいですね(つまりは、欲しいんやん)。
 とは言うものの、最近の中級機・普及機ですと、日本メーカー品にもかかわらず、あの嫌な嫌な大陸製造となるのが何より気に喰わぬ。もちろん半島製など論外。
 品質面では安心できる高級機も論外です。お金がありませんから。

 候補としては、

 DENON(今使ってるのが DENON だから次は別メーカーにしてみたい。SACD 対応というのは余計)

 marantz(中身のスカスカさが特に凄い。が、いちおう国内工場製もあるらしい。福島の復興を!)

 PIONEER(だから、SACD 対応なんて……以下略)

 ONKYO(失礼ですが、なんでか見た目に安っぽい)

 YAMAHA(ネットワーク・オーディオ機能なんて要らん)

 TEAC質実剛健な候補機種は現行品ながら少しだけ旧型なのだよ。大陸製だしなぁ……国産だったら問答無用で、これにしたものを)

 CEC(ここを選ぶのは素人には、さすがに冒険……かな?)

 と、どれもこれも一長一短。
 要するに、手持ちの旧型に惚れているということですが(爆)。



 いや、それよりも。
 そろそろTV録画機、買おうよ。