それにしても涼しかったりクソ暑かったり。

 コヨミの手。
 あれは腐っていく、あるいは壊れていくという感じですね。
 やはり“作り物”なんじゃね?

 メドゥーサが、ここに来て、おバカになってます。
 あきらかに、ワイズマンはメドゥーサを使い捨ての駒として見てますからね。
 気づかずに喜んでいるメドゥーサが不憫でなりません。

 今回のゲートは晴人の恩師。
 息子に先立たれた、という点で笛木の本音が漏れ出るかも、と期待しますが……。






 あまりにもヤマトらしからぬOP曲については触れたくありません(苦笑)。

 何か既視感あるなあと思ったら。
 あれだ。
 ソ連崩壊につながったクーデターだ。ゴルビーを病気と偽って拘束しての指導者交替の茶番劇。
 あのチープさに似てるんですよ、今回のイズモ計画推進派のクーデターって。

 キツネ目や年増ら推進派にせよ、阻止役のショタにせよ。
 キー・パーソンに島を選んだのが冒険すぎたと思います。なにせ島は旧作の古代並みにキ印キャラですからね。
 なのに、このエピに限っては沈着冷静。
 はあ? 何のご都合主義ですか?

 この短時間で島を取り込んだからには、ショタが、かなりのカードを切ったと思うしか解決方法はないですね。島が納得できるだけの強烈な切り札を。
 まあ、出てこないんだろうな、そんなものは。

 旧作の藪たちがイスカンダルで起こした反乱は、その場の思いつきという乱暴な行動だったので、あっけなく失敗に終わったのも当然なのですが。
 今作では、せっかくあれこれと伏線を張り続けてきたクーデターなのですから、せめて二話くらい使ってもよかったんじゃないかな。あっさり解決しすぎですよ。

 冷徹と思われていた新見女史が土壇場で“女”になったことも興醒めでしたね。
 むしろ、島を射殺しようとするのをキツネ目でなく新見にすればいいのにと思う。イズモ計画にこだわる新見の冷酷さ残虐さにキツネ目がドン引きする、くらいの演出があってもいいのにと。

 にしてもイズモ計画推進派も乱暴な連中です。
 ここで艦長と副長を暗殺、戦術長とアナライザーをビーメラ星に放置、しかも航海長をも銃殺となれば、ヤマトが無事に地球に帰還することなど、ありえないとなぜ判らない? この四名+1がいなくなったらヤマトはまともに機能しませんってば。そこをドメル将軍に襲われたらソッコー轟沈です。
 しかも、無事に帰還して移民を遂行するとしても。ガミラスが放っておくはずないでしょう。移民船団も襲われますし、入植したビーメラ星にも侵攻してきますよ。
 阿呆だよなぁ。

 そして。
 キツネ目が森雪をイスカンダル人だと糾弾しましたが、時既に遅し。視聴者は「森雪=ユリーシャ」説をとっくに放棄してますよ。
 岬が披露した波動機関についての蘊蓄、そしてビーメラ星の歴史解説。どちらもイスカンダルの知識に違いありませんからね。

 活躍したものの実は戦況に影響しなかったばかりか、二人のラブラブぶりを見せつけられた山本……気を落とすなよ。