今月頭に、延期に延期を重ねた生徒会長兼学園祭実行委員が到着しました。
まあ判る人には判る、ということで。
さわちゃんマダー?
さてさて。
一方、こちらは先月届いていたブツ。
プレミアムバンダイ限定販売の
1/144「ジム&ガンキャノン量産型(ホワイト・ディンゴ隊仕様)」HG
です。
これは妖之佑、思い入れのある機体でしてね。
なにせ、かつて濠太剌利を舞台に、これを駆りジオン軍と激闘を繰り返してましたから(笑)。
ドリームキャスト用ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』(以下「コロ地」)に登場するプレイヤー側のMSです(もう十年以上も前のタイトルなのですよねぇ)。それが、ようやくガンプラになったわけです。
この『コロ地』、かなりハードでしてね。とにかく味方機の弱いこと弱いこと(苦笑)。
アニメの設定ではたしかGMはザクに勝るのですが、このゲームのGMはザク相手にも苦戦します。武装や装甲、パワーはともかく、とにかく機動性が悪いんですよね。通常移動は歩くのみ。素早く移動をとバーニア噴かしてもすぐオーバーヒートするので敵の攻撃を避けるにもタイミングがバッチリ合わないと立ち往生、いい的になってしまいます(そのクセ、敵MSは走るし制限なく飛び回るし……不公平だ)。ミサイルポッド装備ザクやらバズーカ持ちSザクやらザクキャノンやらの火力重視した敵だとマジで苦戦します。
グフ相手では接近戦に持ち込まれると、やばすぎです。左手指のマシンガンでちまちまとHP削られ、そこにヒートロッドでとどめ差されます。
そしてトリプル・ドム。あいつらホバー移動で横への動きが素早いのに、こっちの鈍足さときたら……。orz
考えたら、もっとも装甲固くて火力もあるはずのゴックは案外と苦戦せずに倒せたのが不思議です。たしかに、メガ粒子砲に大振りなモーションが伴うので避けるのは容易でしたけどね。けど奴ら、こっちのビームサーベルを真剣白羽取りしてくれやがるんですよー。
最終マップのゲルググなんて、いったいどうしろと? こっちはマシンガンかランチャーなのに、向こうはビームライフルと誘導弾だぜ。しかも、そこにライノサラスのミサイル群が集中砲火(ゲームの進行内容によってはビーム砲で襲ってくる……)。
よくもクリアできたものだと我ながら感心します。まあクリアまでに二桁回数は全滅しましたけどね。
そんなハードなゲームですが、GMでもってガウやギャロップやアッザムやライノサラスといったMS以外のデカいメカをも相手にできるのは面白かったです(ギャロップは沈黙させたあとに中に入って遊べます♪ 真実かどうか知りませんが、猛者はガウやアッザムの上に乗ったという話も……)。
そして中盤でミッションに成功するとガンキャノン量産型が配備されます。そこまでは、あるいはそこで失敗すると、部隊編成の選択肢はGMとGMキャノンの二択なのです。
ガンキャノンの強さは、それまでのGMの不甲斐なさの反動もあり、かなりのものでした。機体の性格上、近接戦闘は厳しいですが、体当たりにも当たり判定があり、ザクならこれで撃破することも可能でした(笑)。
むしろ、ラスト・マップのみの登場(と言うか強制的に乗り換えさせられる)だったGMスナイパーカスタムのほうがガンキャノンより非力な印象がありましたね。
問題なのは、ゲーム・クリアのご褒美が、ほとんどないこと。フツー、クリアすると全装備持ちでのスタートを選択できるとか、どこのステージでも任意に開始できるとか、あるでしょ。それらが一切ない。つか、そもそもクリアしたデータからゲームを開始できる仕様になっていないという……。わざとやってんのか、そこまで手が回らなかったのか、とにかくユーザーに優しくないゲームでした。
最初っからスナイパーカスタムで開始してみたいとか、ラスト・ステージをガンキャノンで挑戦してみたいとか、そう思っていたユーザーは多かったはずですよ。そこは汲んでほしかったですね。
なお、当時は武器や装甲などなどの追加武装(正確には武装の解除キー)が公式サイトからダウンロードできて、これらを使うと俄然、強いGMができあがります。特にスナイパーカスタムにこの追加武装を揃えてやると、ゲルググと軽く遊んでやれるほどに強くなります♪ これで、ようやくライノサラスのバックを取って、からかうこともできるようになりました(調子に乗ってると場外負け判定となりますが……)。後に発売された特別版では、この追加武装はクリアのご褒美として解放される仕様に変更されたそうです。
うーむ。プラモそっちのけで長々と語ってしまった。(;^_^A
で、プラモのほうですが。未組立のまま印象を申しますと。
GMはゲームの隊長機をちゃんと再現しているようです(とは言え要するに陸戦GMそのものなのですが)。特徴は陸戦用マシンガンと、近接格闘戦専用に小型化されたシールド(ゲームでは、この小型シールドを着けていると、ぶつかり時に当たり判定があります。通常のシールドではダメ)。これと、グレー基調のカラーリングですね。
一方のガンキャノン量産型は残念でした。『コロ地』のガンキャノン量産型は二丁マシンガンが特徴なのですよ。それが再現されておらず『0080』仕様のブルパップ・マシンガン一丁……ダメですよバンダイさーん。追加で陸戦マシンガンのパーツが二丁分あればよかったのですが、むー。GMのを参考に自作するか?(HGUC陸GMからパーツを横取りするのは、さすがに贅沢すぎる流用ですからねぇ)。
なお、組立説明書は一般販売されているGMとガンキャノン量産型のそれです。補足用にペラペラのが一枚あるだけで機体についての解説文は一切ありません。少しくらいホワイト・ディンゴ隊について触れてくれてもよさそうなものを……(涙)。
発売されて嬉しいことは嬉しいのですが、単なる成形色違いで済まされた感が強く、そこは少々残念です。これで「予約限定品」ですからね。
まあ、あとは作る人の腕次第ということでしょうか。たぶん無改造のパチ組みでいけるでしょうが塗装だけはきちんとしないと、もったいないですね。特に陸戦MSですからウェザリングは重要。
……って、いつ作ればいいんだよ(MSV群ですら積んだままになっているというのに)。
こうなると、既発売の白いスナイパーカスタムも買っておくべきだったかも……でも、あっちは三個買いしないと意味なかったからな〜。(;^_^A
そして、ここまで来たらGMキャノンも欲しいですね。ホワイト・ディンゴ隊のGMキャノンは他の物と違って、シールドとサーベルを装備しているのですよ。つまりGMより火力・装甲とも勝るうえに近接戦闘もこなせる。ためにゲームでは、かなりお役立ちの機体でした。キャノン砲のせいでランチャーは装備できませんが。
そうそう、ランチャーですよランチャー。ランチャー持ちのGMも隊に欠かせません。
次はぜひ、ランチャー装備のGMとGMキャノンのホワイト・ディンゴ隊セットをお願いします。