物価上昇率2%の目標ってねぇ……。
これって一般消費者の視点で言いますと。
来年の消費増税と合わせて実質5%の物価上昇ってことじゃありませんか。
さらに一年後には総計で7%の値上げを国が推し進めるわけです。
頭の良い人たちに言わせれば。
物価上昇→企業の収益アップ→賃金アップ→消費増大
という流れになるそうですが。
ありえません。
まず、収益の上がった企業が、その分を賃金に回すとは到底思えません。企業自身の体力温存に使うか、あるいは経営陣だけが丸取りするに決まっています。
仮に労働者に賃金として還元されたとしても、各家庭は遣わず貯め込みますよ。今の日本、国民は政府を信用していませんからね。消費増税に対抗し、更なる節約とタンス預金等々での自衛を考えるのが当然の成り行きです。
お金持ちに至っては、物価上昇で回ってきた増収を節税目的で海外に持ち出しかねません。あるいは海外で散財するとかね。
けっきょく、アベノミクスは不景気下でのインフレを招くだけなのでは?
小泉政権の規制緩和が深刻な不景気を招いたようにね。
ホームで待つ客車先頭に向かう蒸気機関車12号。
昨秋の明治村は「のりもの博」なる企画をやってましてね。ここ二年ほどメンテのために公開停止していたSLや市電を再公開したのですよ。