(旧暦 文月十六日、送り火、藪入り)

「HiHiHi」だの「FuFuFu」だの「Shabadubi」だの「chooiine」だのと、えらい騒がしいですな、今回のライダーベルト。ったく、「タットッバッ、タトバ、タットッバッ♪」をやかましさで越えるベルトが出るとは思いもせんかったですだよ(笑)。
「ヒー」は「火」、「フー」は「風」のことらしい。つまり四大を使うライダーってことね。もっとも、クウガやアギトなど、フォーム・チェンジが属性の変更でもあるのは、平成ライダーの定番ではあります。
 基本四つのフォームのうち三種を第一話で披露というのは気前良すぎます♪ まあ、のちのち追加フォームがあるんでしょうが。

 主人公が第一話から闘い慣れたライダーというのは『W』以来ですね。
 これは頼れるヒーローという意味で、安心材料です。

 今作でも変形するペット・メカ出しますか。
 前作『フォーゼ』のフードロイドは、『W』のメモリガジェットや『OOO』のカンドロイドに比べ、どうにも存在意味が薄すぎました。はっきり言って、なくてもよかったくらい。
 今回は、ちゃんと活躍しそうですね(でないと売れないよな、玩具が)。

 コート(と言うか、あれは魔法使いのマントですな)を着たまま闘うライダーというのに不安がありましたが、いざ動いてみると、これが格好良い!
『マトリクス』あたりの映像を意識したのかな?
 あー、思えばキャプテン・マーベラスもコート着たまま暴れてたか。

 最初っから銃器を使う主役ライダーというのも初めてかも。
 平成ライダーの基本ルールとして、銃器使いは2号ライダー以降、あるいは第二フォーム以降で、なおかつヘタレというのがあるのですが(笑)。
 変身前でも扱えるウィザーソードガン、欲しいかもしれん(爆)。

 現実世界で等身大怪人と闘い、別世界で怪獣と闘う。
 というのは『電王』以来かな。もっとも、この展開パターンは、そもそも『宇宙刑事』シリーズの十八番なんですけどね。
 ゲートの心象世界は『龍騎』のミラーワールドみたいですね。
 ただ残念なことに、地デジに移行した今では、怪獣vs怪獣の戦闘シーンに粗が見えました。もっとCGを綺麗にしてほしいですね、たいへんだろうけど。

 そして。
 メデューサ人間形態は、メズール人間形態を越えられるか?
 今後に期待しましょう♪



 ところで。
 絶望してミノタウロス・ファントムを生んだという、あの無精髭刑事って、いつ死んだんだ? 無精髭が凛子ちゃんや警官隊とともに突入した建物の中にミノタウロスはいたよね?
 コンテ上の時間軸が狂ってる気がするんですけど……私が何か見落としてる?
 まあ、常識的好意的に考えれば、警官隊突入時点では中にいたのは戦闘員だけ。で、ミノタウロス登場の直前に刑事は姿を消していた。ということなのだろうけど。それだとしても、画面構成的に少し判りにくかったと思う。