朔、土用 (旧暦 水無月朔日)

 これなーんだ?

 CBX-500

 いきなり、某国産バイクかと思うようなナンバーですが。

 CBX-500

 こーゆーことです。
 オンキヨーの「CBX-500」。一体型のオーディオ・システムです。
 本体の写真は、我が部屋の惨状をも写し込んでしまいますので割愛(爆)。

 妖之佑の自室にはエアコンがなく、当然のこと夏は暑いのです。
 よって夏は心地良く音楽を聴くことができません。エアコンのある別室に避難すれば暑さからは逃れられますが、オーディオ一式を移動できるはずもなく(パソコンは無線LAN化することで移動可となりましたが、その過程でえらいことになったのは昨年の日記に記したとーり)。
 そんなことが理由で、何年か前に「鳴りさえすればいい」とばかりにホームセンターで¥3,480のCDラジカセを買ったのですが、安物買いの何とやら、すぐに沈黙してくれやがりました。orz
 パソコンで音楽を聴くというのは、自分的にはどうも違う気がします。
 で、性懲りもなくCDラジカセ(さすがに今度は、そこそこ信用できる機種)をと Web の口コミ等々を参考に探しておりましたところ、正確にはCDラジカセではないものの、ほぼ同じ目的で使えそうなブツをいくつかピックアップするに至りました。

 ONKYO CBX-500
 TEAC SL-D920
 TEAC SL-L280i
 SONY ZS-R110CP
 KENWOOD CLX-30
 Victor RV-NB70

 かなり悩んだ挙げ句、最終的には音質で選びました。
 実売価格は、メーカーから出荷終了が公式発表されたあとだったせいか底値より少し寄り戻したところでしたが、それでも安く買えました。

 一体型の据え置きタイプで、CDとFMをそれなりの高音質で聴ける。
 といったあたり、イメージ的に、BOSE の人気商品「Wave systems」シリーズを意識している品だと感じます。価格はダンチですけどね(笑)。
 低音をアコースティックにブーストするボディ構造になっているのも似てますし、CD挿入がスロット式なのも同じです。
 ただし、BOSE の横向きスロットと違い、CBX-500 は上向きです。これは埃のことを考えると不利な点だと思います。蓋はあるものの、蓋とスロットの関係が凹の形を作っているため、蓋の上に溜まった埃は、そのままだと次に開けたとき確実にスロットに被ることになりますから。
 機能面で BOSE と違うのは、iPodiPhone も音楽ソースとして接続・再生できるという点です(BOSE のも、オプションを追加すれば接続可)。まあ、この機能は iPodiPhone も持っていない妖之佑には不要なのですが……。

 他社製品との比較で悩んだ点ですが。
 一つめは、CBX-500 には USB端子やSD用スロットがないことです。メモリに書き込まれたソースをそのまま聴くことができると便利だと思っていましたから(CDに焼いた MP3 や WMA は聴ける)。
 二つめは、これもメモリ・スロットが無いことに関係しますが、録音機能がないことですね。特にソニー製品がメモリに録音できるので悩みましたよ(「もうソニーは買わない」という決意があるにもかかわらず)。ラジオ番組の録音ができると、いろいろと便利ですからね。
 そして三つめはサイズ。この手の品の中では大きいです(Victor のはもっとデカいですが)。

 でも、最終的には音質で選んでしまいました。
 小口径ながらも、あの ONKYO のスピーカですし。
 実際、価格のわりには良い音で鳴ってくれますよ。

 BOSE のと比べて、CBX-500 のスピーカ面は少し上を向いています。見上げる形ですね。
 これは置き場所を考えれば当然のデザインですね。気づきませんでした(てめーの目の高さにCDラジカセ置いて聴く奴は、いねーってことね)。

 アコースティックとは別に、電気的な低音ブースト機能はこのクラスでは常識となっています(TEAC SL-D920 などは低音専用のスピーカを一つ追加しているそうな)。
 CBX-500 にも低音増強のスーパー・バスがあります。が、これを ON にすると、かなり不自然な強い低音が出ます。私自身は OFF で充分に低音も楽しめています。足りないと感じたときも通常の音質調整だけで充分だと思います。

 スロット・インのCD挿入は高級感がありますね。CDラジカセ一般の、載せて蓋で抑えるだけとか、センターにパチンと填め込むとかの方式とは操作感が雲泥の差です。
 つまりは、ノートPC内蔵の光学ドライヴと、外付け光学ドライヴとの差ということです♪ 反面、もしも故障したときは自力でCDを取り出せないリスクがあるのですが……。
 8cmCDも、そのまま装填できるのが、また嬉しいですね。何枚か8cmCDシングルを持っているので助かります。

 ということで、現時点では、ほぼ満足しています。
 あとは毎度のことながら耐久性ですね。長く安心して使えるといいのですが。