(旧暦 弥生七日)

 どんだけアンテナ低いんだよ!?
 ってお話。

「月刊Gun」の休刊。
 知りませんでした。orz

 雑誌の通例として「休刊」は実質「廃刊」を意味しますから、月刊Gun も、ご臨終ということです。
 なにせ、出版元である国際出版が解散したそうですから。

 月刊Gun は日本国内において、唯一と言える銃器専門雑誌です。日本にいながらに正しい銃器知識を得るには、この雑誌が一番でした。
 自分の銃器知識も、月刊Gun からのものがほとんど。つまりは、教科書のような存在でした。
 ただ、読者のニーズに合わせ(と編集部が勘違いしたと思われ)、海外の実銃と、トイではモデルガンがメインだった記事内容が、エアガン、ガスガンに重きを置くようになったため、自然と離れていったクチです。そういうかた、多かったと思いますよ。

 いちおうの対抗馬である某「コン*ット★マ*ジン」誌は今でも元気なようですが、その大半の記事に技術的資料的裏付けがないので、はっきり言って個人的には読む価値を見出せません。
 ページの大半が広告ですし(雑誌だからとは言え、あそこは極端……)。

 これで国内から本格的な銃器専門誌が消えたのか……と思いきや。
 この春から「月刊Gun Professionals」なる新雑誌が発刊されるとのこと。パイロット版である0号と、正式な1号は、すでに発売されたそうです。
 ホント、アンテナ低すぎ。orz

 月刊Gun にて数々の興味深い記事を書いておられ、ときどきはニュース番組に兵器関係の解説者として出演もされている床井雅美さんが、この新雑誌の音頭取りをなさっているようで。
 しかも、執筆陣も月刊Gun からの移動という様子。これなら内容的には、月刊Gun の後継者的意味を持ちますね。
 表紙のデザインも、よーく似てますし。

 発刊はホビージャパン
 あれ? ここって「月刊アームズマガジン」を出してますよね?
 似たジャンルの雑誌を複数出して、商売的に大丈夫なのかな?

 という心配はありますが。
 とにかく出してくれるだけで、ありがたいですね。

 そう言えば。
 朝日ソノラマ解散の折、特撮SF雑誌「宇宙船」を引き継いだのも、ホビージャパンでしたっけ。

 野村再生工場かよ!

 でも、拾う神は大切です。
 ありがとう、ホビージャパン