(旧暦 睦月八日)

 もっと反抗期とかしてるかと思ってたら。
 父親からの電話に「はい」と答えたり、自分の誕生日に帰ってきてくれると知って喜んだり。
 アセムが素直な子なのに、びっくりしました。
 てっきりカミーユみたく、ひねたガキと予想してましたからね(笑)。

 でも、生兵法に自信があってケンカっ早いのはカミーユと同じですし。
 MS部のアレなんて、カミーユが優勝したジュニアMSそのものですし。
 AGE-2 は、ZとZZを足して二で割ったようなシステムっぽいですし。

 今回、敵機が平和なコロニーに襲来して、主人公がやむなくガンダムに乗る。
 という第一話と同じ展開なのは何ともですねぇ……。
 だから無理に富野ガンダムを意識する必要なんてないのに。

 少年フリットと、フリット・アスノ司令は、25年の開きというより、単純に別キャラクターですね。
 変わってないのは爺さんくらいで(爆)。
 一つの作品内で25年も間を開くのがそもそも無理なのだと、やはり感じます。
 過去の例では、『Zガンダム』は前作から劇中で七年後、製作・放送としては六年後の作品です。だから違和感なく受け入れられた。幸せ激太りのハヤトも含めてね(笑)。
『AGE』も、フリット編とアセム編で、放送に数年でも置けばまた印象も違うんでしょうけどね、きっと。

 あのスパイ転校生。
 一つ気になったのが瞳です。
 第一部を観る限り、UEあらためヴェイガン国民の特徴の一つとして、猫の目のような瞳があると思うのです。火星圏での風土病の影響なのか何なのか。
 150年かかってそう変化してしまった体が、25年で解決したとは思いたくない……。コンタクトでも入れてるのかな?
 ただ、第一部ラストにて、ウルフが「人間?」と驚愕したときの、あの少年兵は普通の瞳だったかも(はっきり憶えていない)。すると、猫の目は、どういう意味があるんでしょう?

 ED映像にて、あの女子とで三人組扱いされているので。
 ここから、かったるい青春モノになるのか。
『種』のキラとアスランみたいな愛憎劇になるのか。
 どうしても嫌な悪寒がします。



 それにしてもなぁ。
 嫁さんと息子のいるコロニーが襲撃されているってのに、悠然と旅客機(あるいはチャーター機?)の座席に座っているフリットに違和感がありすぎます。
 息子にガンダムを托したからって、息子の実力を信頼してるからって、眉一つ動かさないのは、いくら何でもおかしいですよ。
 ED映像の暖かな子育てシーンを観る限り、例の悲劇で精神を病んで感情が欠落している、というわけでもなさそうのに。
 少しくらい心配しろよ。
(こーゆー「我が子を谷底に突き落とす」獅子的独善的父親と言うと、『Vガンダム』のハンゲルグ・エヴィンがいましたけどね)