(旧暦 文月十九日)

 FBねぇ……。

 ったく。
 鬼畜な展開が続きますな。

 萌郁の犠牲(無論、世界線が移動したことで生存してますが)によって IBN 5100 もゲット。
 取り消すべきDメールも、あと一通。

 で、ようやくオカリンも最後に残された重大な事実に気づくわけですな。

 また、助手の顔が思いっきり可愛い。

 考えてみればオカリンはタイムリープで何度も何度も助手に助けられて。
 距離がメチャ近くなっているうえに、もはや欠かせない存在なのが明らか。今さら、助手が刺殺された世界線に移動するなど、ありえませんわな。

 ルカ子は、ともかくとしても。
 まゆしぃ☆の命と父親の命とを天秤に掛けさせられたフェイリスのことを思えば、オカリンの葛藤なんてのはエゴそのものなんですけどね。
 まゆしぃ☆と助手の二人とも救う道を探るなら、フェイリスの父親が生きている道をも探るのが本当……かもしれん。キリがないと言えばキリがありませんが。

 不思議なのは、オカリンと違い経験値を重ねていないはずの助手の態度もまた、オカリンに対してかなり親しげという点ですが。
 フェイリスやルカ子が別の世界線での記憶を持っていたので、あるいは助手の潜在意識とかに残っているのかもしれませんね。数々の難題をオカリンと協力してクリアしてきた記憶が。

 一つ気がかりなのは、FBの正体が明らかになった世界線の、その後です。もはや帰ることのない父親の帰りを待ち、二人分の食事を用意している健気な娘の姿。独り残されて、幼い娘はこれから先、どうなっていくのか。
 既視感がねぇ……兄のように恋人のように慕っていた男が死んだと思い孤独になった挙げ句、悪い男にそそのかされて殺し屋になってしまった少女のことがねぇ。そう言えば、あれもニトロプラス作品だったっけか。