(旧暦 文月十一日)

 目玉おやじは可愛いと思うのに。
 なぜ目玉のお姐さんはキモイのか。
(デカすぎるからだよっ! しかもお声がセイバーって……)

 次回、双子の片方がフラグ通りに退場するのか。
 それとも、もっと酷いことになるのか(あの時点でとうに双子は二人とも、いなかったとか)。
 て言うか、ノーマークだった双子ですら、今回かなり怪しく見えてきたし。クラスのほぼ全員が“黒”とかって……ありうるかもですね。
 そう言えば前回、犠牲者の一人が襲われたときに「話が違う」と言ってましたし。あの町で事情を知る者は、実はかなり多いのかもしれません。

 とりあえず。
「御神刀でなければ古きものは倒せぬ」という父親の言葉が大嘘だったのは確定。
 父親は真っ黒ということで、いいのかな。

 
 ときに。
 神社という場所は神を祀るゆえ、一種の結界を形成しているものです。
 他の例ですと、教会の敷地に吸血鬼は立ち入れない、とかね。
 そこにバケモノが現われたことは、かなりの重要事項ではないかと思うのです。

 つまり。

1:あの神社は実は神なんか祀っていないエセ神社で、父親もエセ神主。

2:古きものは邪悪な存在ではなく、むしろ神に近い。

 の、どちらかの可能性があるわけ。

 まあ――

3:今どきチマタの神社仏閣っつーのは、どこもそんなてーどのモンだろ常考

 ――という身も蓋もない解釈もありますが(笑)。

 え? 怪談では、けっこうお寺にお化けや幽霊が出るじゃないか、って?
 そりゃあーた、怪談が流行った天下泰平な徳川幕府の世なんてェのは、坊主の腐敗ぶりが頂点だった時代ですからねぇ(爆)。