上弦、京都祇園祭 (旧暦 水無月八日)

 頑固一徹な職人が実は恐妻家と言うか、嬶天下の家庭だった。
 実はこれ、理想的なカップリングだと思います。
 頑固な職人ということは、世渡りが不器用ということ。なので、接客に長けた相方が店の運営をリードするのは大正解。
 五郎さんの場合は営業慣れしてるから、むしろ内助の功な嫁さんが合ってるかもなー。て言うか、ソロにこだわらず、書類やスケジュール管理を任せられる事務員さん雇ってれば、とっくに世帯持ちになってたと思われ(笑)。

 金目の煮付け定食と刺身盛り合わせ定食のコンビがなんで「恋人セット」なのか理解できません(爆)。
 注文を問答無用で金目の煮付けに決定したり、あの洒落た帽子とか、大将はかなりの曲者(演出かと思ったら本物も同じだった)。
 個性派の大将ですが、五郎さんが即席で刺身丼をやろうとするのに気づいて、すぐさま特製のヅケ用ダレを持ってきてくれるあたり、さすがです。あーゆー気配りが、客としては嬉しい。

 即席の刺身丼と言えば。
 その前の喫茶店の、まるで初代セリカみたいなフルチョイスシステムのパフェ、憧れます。
 近所にあったら行くたびに違う組み合わせで楽しめますよね。いいなあ。
 つか、あの女の子はベテランぶりからして、たぶん常連♪

(旧暦 水無月七日)

 よく勘違い、誤解している人がいるのですが。
 題目つまり「南無妙法蓮華経」は日蓮が考案したものでも、日蓮宗の呪文でもありません。

 妙法蓮華経法華経)は聖徳太子も重要視した経典であり、題目の力については平安時代には書き記されていました(『今昔物語集』『日本霊異記』など)。そして、日蓮はと言えば、鎌倉時代の人。
 最澄天台宗では法華経を根本経典としており、その法華経を崇める言葉が題目です。だから「ナム妙法蓮華経」(ただし、題目そのものを崇めるわけではない。ここが、題目を本尊とする日蓮宗との違い)。
 天台宗の総本山である比叡山で修行した日蓮は下山してからも、それに倣ったわけです。

 日蓮宗が崇めるのは題目をベースに、派手にデザインされた大曼荼羅ですね。
「急々如律令」の護符と同レベルで見栄えがします。

九星陰遁始め、甲子、不成就日 (旧暦 水無月六日)

 念佛と題目の他に、般若心経と光明真言と大悲心陀羅尼(大悲咒陀羅尼)あたりが、代表的なお経と言うか呪文ではあるのですが。
 よろしくないもの(例えば悪霊など)を除ける追い払うために唱える場合、

 題目>大悲心陀羅尼>光明真言>>>般若心経>>>>>越えられない壁>>>>>念佛

 てな感じとなり、ぶっちゃけ念佛では守れません。
 聞くところによると、般若心経も、相手がタチの悪い悪霊だと、かえって怒らせてしまうらしく。

 なお、これはあくまでも敵や危険を追い払ううえでの効果であって。
 例えば、悪意のない迷い霊にしつこくすがりつかれてる、みたいなケースだと、むしろ念佛のほうが効果的かもしれません。その霊を阿弥陀如来西方浄土に迎えてくださいますからね。
 また、般若心経は大般若経という膨大な経典群を徹底的に圧縮した、謂わばアーカイヴ経典なので、お経としての重要性は高いのです。ただ、魔除けにするには心許ない……というか用法違いなだけで。

 まー、お経をお守り代わりに考えること自体、不敬とも言えますが。(;^_^A
 そもそも、お釈迦様は、そんなこと一切おっしゃってませんからねー。

八せん終わり (旧暦 水無月五日)

 ワンオペでやりたくない仕事。

 深夜タクシーの運転手
 ほとんど客が乗らない最終便バスの運転手
 倉庫番
 病院の夜勤
 墓地付き寺院の住職あるいは住職不在での寺男
 事故物件に居住
 土葬時代の墓守

 ユーは、どれならできる?





 今年も安定してましたね。
 使い回し作り物動画も多かったですし(苦笑)。

 とにかく因縁物はヤバイ。
 ああいうのを好んでわざわざ買い求める人の心理が理解できませんよ。

 懐かしの宜保さん、お題目唱えてらっしゃるやん。
 やっぱり最強なんですね題目。

 ところで中山のヒデちゃんが、いませんでしたが。
 お休みかな? それとも降板?
 番組タイトル変わったからレギュラー入れ替え? でも西村さんいるし? やってること同じだし?

(旧暦 水無月四日)

 いろいろと面白かったです。

 今の視点からすると無茶苦茶で破天荒でツッコミ処満載だったんだなと、あらためて感じた昭和ライダー
 アマゾンの岡崎さんがお元気そうで、これは嬉しいなあ。俳優業を引退されて以降のことは、飲食店経営とくらいしか知らなかったですから(アンテナ低いもんで)。
 むしろ、宮内さんが失礼ながら老けたなぁと。滑舌とかがね……。

 さすがに五十年となるとね。
 ライダーマン、ストロンガー、タックル、おやっさん、首領……。
 大幹部も、あちらに行ってしまわれた方々が多い。

 ところで、なぜディケイドとジオウは無視されたんだ?

一粒万倍日 (旧暦 水無月三日)

「朝題目宵念佛」あるいは「朝題目に夕念佛」

 本来の意味は、天台宗の、朝に法華懺法(法華経を読むこと)を夕方に例時作法(阿弥陀経を読むこと)を行うしきたりを示します。
 つまり、天台宗のお勤めでは朝に題目を夕方に念佛を唱えるのだと。

 それが後世には転じて、あっちもこっちもな無節操で一本軸が通っていない様子を揶揄する言葉へと変貌しちまった。

 けど。
 これって、いかにも神佛習合和洋折衷の日本らしくて、いいじゃないかと。
 どーせみんな、お寺だけでなく神社にも参拝するんだから、佛教内のミックスくらい問題なし。
 それに日本佛教は基本的には、大勢の佛様がおられる多神教の形式だし(厳密には違うけど)、やっぱり無問題。

 良いものは全部、取り入れるってことですよ、きっと。

初伏、庚申 (旧暦 水無月二日)

 保護者からついに自らを斬らせる究極のスパルタ師匠に。
 匂いに敏感だったり、「紅生姜ちゃんと喰えよ」と言ったり、デザストはどこまでもイマジン意識してたよなぁ。実はメギドでなく本当にイマジンだったりして。
 ちなみに蓮は主人公ではないのだが……。

『聖刃』も、そろそろ終盤ですか。
 主人公が「文豪で剣豪」というキャッチは、早々に忘れ去られて、今や飛羽真が小説家というのを皆、憶えてないと思う。執筆してねーし。
 昭和からそうでしたが、新ライダーに個性を与えようとする目論みは、だいたい過半数で失敗という歴史です。
 成功例だと、アマゾンが野生の闘いに終始したこととか(でも喋って服着るようになっちまったけどね)、ストロンガーが流離いのヒーローに徹したこととか。平成で言えば、永夢は医師としてブレなかったし、令和の或人も最後の最後までちゃんと社長であり続けた。
 なお、探偵や刑事は、そもそも闘いと関連性が高い職業なのでライダーとして個性的設定とは言えない。むしろ王道。
 失敗例は、深海用カイゾーグのXが海に潜らないとかメカ的変身をやめてしまうとか、スカイライダーが飛ばなくなるとか。初代である本郷ですら桜島以降は科学者要素ゼロになってたし。平成群の大半は言わずもがな(つか職業不詳の平成ライダーは、たいがい個性作りの設定に失敗してる)。
 けっきょく、平成以降では変身アイテムでしか個性を出せない状況が続いていると言えます。およそ闘いに無関係と思えた「社長」にこだわりぬいた『ゼロワン』は数少ない成功例ですよ。

 では、どうすればいいのか?
 素人考えですが、『聖刃』については作家と担当編集のテンプレに従えばよかったと思います。
 つまり、仕事どころじゃないとメギドと闘っている飛羽真を、「原稿!」と叫びつつ戦場でもお構いなしに追いかけまわす芽依、という図式に最後まで徹する(最初期には、やってたんだよな)。
 コミカルにはなりますが、平成以降にありがちな寒いギャグを山盛りするより、ずっとマシだと思います。いやいや、一年通してもマンネリにはならんでしょ工夫さえすれば。ルパンと銭形なんて半世紀も同じこと続けてるんだし♪
 残念ながら芽依が早々に編集であることを忘れてソードオブロゴスの協力者になってしまった時点で「文豪で剣豪」の目論みは失敗が確定したと、そう考えます。

 そう言えば、もう次期ライダーの情報は出てるのかな。
 ふむふむ。商標登録からの情報では「リバイス」とのこと。詳細は不明ですか。まあ八月になれば情報公開されるでしょうね。
 それより、ついでに見つけたのが『BLACK SUN』というタイトル。リブートだそうで。かつての光太郎の中の人がやらかしたタイミングで、これ来ますか(苦笑)。